加和太建設(静岡県三島市)はこのほど、建築工事で行う見積作成、実行予算作成、発注、予算・原価管理といった一連の業務を一元管理できるクラウド型システム『IMPACT(インパクト)』をリリースした。昨年8月に開発を開始し、今年2月から自社で運用を実施して業務効率化や生産性向上の効果を実証済み。他の建設業者でも応用可能とすることで、業界全体の生産性向上を目指す。
建築現場が抱える「膨大な各種帳票の作成」「本社と現場の移動」「会社が求める利益の追求」という3つの課題を解決すべく、建設会社自らがシステムを設計開発。「削減できた時間をお客様とのコミュニケーションの時間に充てる」「削減できた経費を社員に還元、新事業の開発、その他投資に充てる」など、まず各社が自社の課題を解決することで、その先にある地方活性化の実現を期待する。
サービス料金は、月額基本料金1万円(税別)と1人あたり月額使用料金2000円(税別)の使用人数分の合計。1ヶ月間の無料体験も可能。
バンブー苑(愛知県豊田市)は10月14日〜16日、幕張メッセで開催される第9回国際ガーデンEXPOに出展し、新商品「rest cube [rain tank]」(商標登録済み)を発表する。
通常は花の水やりなどに利用することが推奨されるレインタンクを、金魚や水草のために溜め続けることに使用する「水を使ってはいけないレインタンク」として開発。水の貯留量は170リットル。構造は2層式で常時水が循環し、降雨でタンク内の水が入れ替わりながら排水される。この仕組みにより、実験1号機は1年半の間、水を入れ替えずに金魚の池として機能しているという。
同商品は部材をセットにしたキット販売。キット設計価格は35万円(税抜)で受注生産を予定する。
【中部支局】農作物の収穫の季節である。我が家では毎年、嫁や娘にせがまれ、芋類を作付けしている。今月は里芋とサツマイモを掘り、来月になれば秋ジャガと長芋を休日に朝から暗…
日本地熱製作所(徳島県徳島市)はこのほど、地中熱換気システムのハイエンドタイプ「地熱エアコンZEH」を発売した。同商品は地中の熱を利用するエアコンで、排気ファンのモーターにDCモーターを採用することで、エネルギー使用量を同社従来品の3分の1に抑えた。1日あたりの電気代は一般的な住宅で約3.6円という。
低圧損型配管や異常感知センサーも標準搭載。システムの小売価格は約120万円。このほかに埋設施工費が20万円程度かかる。
ドイツのサニタリー製品メーカー「GROHE」の日本法人グローエジャパン(東京都港区)は10月5日、「Amazon.co.jp」で、グローエジャパン公式サイトをオープンした。シャワーヘッド28種類やホースの販売からはじめ、キッチン用水栓、洗面・浴室用水栓、陶器等のバスルーム製品やトイレ製品などを展開していく予定。
同社のシャワーヘッドは1936年にドイツで誕生。2015年7月から販売を開始した「パワーアンドソウルシリーズ」は、4種類のスプレーパターンをボタン一つで切り替えることができ、ヘッドマッサージのような心地が得られることから、人気商品となっている。
ジャパンホームシールド(=JHS、東京都墨田区)は10月、一般の住まい手向けに地盤データや生活に役立つ土地情報を地図上で閲覧できる無料ウェブサービス「地盤サポートマップ」から、知りたいエリアの情報を1枚のレポートにまとめてダウンロードできる無料サービス「地盤サポートマップforU」の提供を始めた。
地震時の揺れやすさや液状化・浸水の可能性をグラフ・色分け表示するほか、避難所、駅・バス停、公園からの距離などを子どもにわかりやすいよう記載する。
TOTO(福岡県北九州市)は10月29日、水栓金具に初めて「きれい除菌水」機能を搭載したパブリック施設向け自動水栓「アクアオートAタイプ」を発売する。
使用後、排水口にきれい除菌水を噴霧して見えない汚れや菌を分解・除菌。清掃の負担を軽減する。
また、吐水流量は従来と同じ約2L/分のまま、空気の混入量を約20%増やし、吐水口径を約4mm広げることで手洗い時の水の「たっぷり感」を向上した。
TOTO(福岡県北九州市)は、ウォシュレット関連商品で好評な「きれい除菌水」を小便器に初搭載。平均洗浄水量0.8Lを実現した「自動洗浄小便器 超節水タイプ」を10月29日に発売する。
きれい除菌水は、水道水に含まれる塩化物イオンを電気分解してつくられる除菌成分(次亜塩素酸)を含む水。
夜間など長時間便器を使用しない時間帯を自動で判断して、定期的にきれい除菌水がトラップ内を満たすことで除菌する。トラップ内の汚れの発生を抑えることにより、洗浄水量を少なくすることに成功した。
壁掛型と床置型をラインアップ。壁掛型の「掃除口付き」は、便器を取り外さずに排水管の尿石除去ができる。
農林水産省が10月5日に公表した2015年9月の木材全国価格(概数)によると、素材価格は、すぎ中丸太が1万3000円で、前月に比べて1.6%上昇した。前年同月比では6.5%の下落となった。製品卸売価格は、すぎ正角が5万7700円で前月並み、前年同月比では1.2%下落した。
その他、素材価格では、ひのき中丸太が1万7700円で前月比3.5%上昇、前年同月比では4.8%下落した。米つが丸太は2万5100円で前月比0.4%上昇、前年同月比0.8%上昇となった。
製品卸売価格では、ひのき正角が7万7800円で前月並み、前年同月比では3.6%の下落となった。米つが正角は7万5400円で前月並み、前年同月比では1.6%上昇した。
静岡県西部の企業・商店による展示即売会「第5回遠州バザール」は10月3日・4日、浜松市内で開催した。来場者は若い夫婦や家族連れを中心に2日間で約2万5000人。昨年の第4回に比べ約1万人増加した。
「衣・食・住」の業界が垣根を越えて連携し、地元の消費者とつながる場をつくる独自イベント。実行委員長を務める鈴三材木店(静岡県浜松市)の鈴木諭社長は「やっている内容は以前と同じ。だが、つながりが口コミで広がった。自発的に宣伝してくれる人が増え、過去の来場者が友人を連れて再訪。ドミノ倒し式に知名度が広まった」と話す。
会場には住宅をはじめ衣料、小物雑貨、スイーツ、農水産物など約200の小間が並び、ステージ上ではトークショーやコンサートが行われた。恒例の「住宅1棟分の管柱プレゼント」の応募は390件。これまでは追客してこなかったが、今後は応募者に「遠州バザール実行委員会地産地消推進グループ(=地域型住宅グリーン化事業採択)」の見学会やセミナーを案内し、家づくりの相談にのれる体制を整える。
当日は地域工務店25社が出展し、手づくりのブースを運営。「来場者数が年々増えている。PRのいい機会になる」(Organic wood)「出会いの機会がつくれるのがいい。『今度実際の家を見たい』という申し出も何件かいただいている」(大工小林)などの声が聞かれた。