埼玉県は今年度、既存住宅のスマートハウス化を推進するための「埼玉エコタウンプロジェクト」の一環として新たな補助事業「ミニエコタウン事業」に取り組んでいる。民間事業者が過去に販売した分譲地の中から選定される「ミニエコタウン・モデル街区」でエコリフォームを実施した場合に一定額の補助が行われる制度として、今年6月に「ミニエコタウン・モデル街区」の選定が行われ、協働事業者としてアキュラホーム、積水ハウスリフォーム、ポラスグループ、パナホームリフォームの4社、対象となる19の街区が選定された。
同事業は、民間事業者と同県の協働で小規模な既存住宅街区をエコタウンに変えていくもの。民間の技術力や営業力と県の信用力を合わせたビジネスモデルとして構築するため、協働事業者を選定してプロジェクトを県内各地に拡大し、その取組成果をもとに協働事業者によるモデル街区以外の街区への展開を目指す。
補助制度の内容は、一戸当たりの補助限度額を合計100万円とし、各対象施設の上限額内で費用総額の20%の補助金を交付する。補助金の対象となる工事は今年6月15日以降の契約分で、補助金申請書の期限は2016年2月29日(埼玉県に必着)。補助金実績報告書の期限は工事完了30日以内または2016年3月18日のうち、どちらか早い期日となっている。
パナソニック(大阪府門真市)は、グランフロント大阪・南館内に展開する展示施設「パナソニックセンター大阪」の2階「ハローステージ」を7月17日から「くらしショウウィンドウ」に変更する。くらしの「あったらいいな」「できたらいいな」を自由な発想で組み合わせ、ライフスタイルイメージを具体的な形で提案していくもの。
「自由に語り合うくらし展」の第2弾として、「一坪アトリエ~アトリエがある暮らし~」では、家族それぞれの願いを叶える一坪空間を提案している。
不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は7月9日、5年以内に首都圏(1都3県)の自宅を「売却した人」295名と、中古住宅を「購入した人」386名を対象に、売却・購入時における“売り手” と“買い手”の気持ちに関する調査の結果を発表した。
中古住宅購入者への調査では、「住宅購入時に、新築を買うかどうか迷いましたか?」という問いについて、「はい」が35.8%だったのに対し、「いいえ」は54.1%と半数を超えた。中古物件を買おうと思った理由では、「立地が良かったから」(34.7%)、「新築よりも安かったから」(29.3%)、「リフォームすれば良いと思ったから」(11.1%)が上位に入った。今の自宅は「良い買い物だった」と思っている人は69.7%だった。
住宅売却者への調査では、「住宅購入時から将来自宅を売却することを予定していましたか?」という問いに対し、「はい」が22.0%、「いいえ」が52.5%だった。自宅を売却した理由は、「もっと良い住宅へ住み替えしたかったら」、「もっと良い場所へ住み替えしたかったら」が合わせて6割超。続いて「家族が減って広い家が必要なくなったから」、「収入が減ったから」「親または子供と同居するため」といった理由が見られた。売却価格に満足している人は37.6%だった。
同調査の実施期間は今年6月12日〜6月15日。調査方法はインターネットリサーチによった。住宅売却者の内訳は、マンションが62.4%、一戸建てが37.6%、中古住宅購入者の内訳は、マンションが67.6%、一戸建てが32.4%だった。
パナソニック(大阪府門真市)エコソリューションズ社は11月1日、高い除菌・脱臭性能を発揮する「次亜塩素酸 空間清浄機 ジアイーノ」を発売する。在宅介護などの場面で使える「コンパクトタイプ」と、66m2の広い空間に対応し介護施設や保育所で使える「標準タイプ」の2機種をラインアップした。
新製品は電解水技術を応用。本体内で生成された次亜塩素酸(電解水)を除菌フィルターに含浸させ、汚れた空気を通過させる「気液接触方式」により除菌・脱臭を行う。
北里環境科学センターが25m3の試験空間で浮遊菌数・浮遊ウイルス数・アンモニア臭の変化を測定したところ、浮遊菌は13分、浮遊ウイルスは8分で99%抑制、アンモニア臭は1時間で95%抑制できることを確認した。
コンパクトタイプは26万3000円(600x400x250)、標準タイプは35万7000円(710x505x307)。
ソーラーシステム「そよ風」の開発・販売を手がける環境創機(東京都国立市)はこのほど、住まい手がスマートフォンを使って自宅の温度グラフや集熱量を確認できるアプリ「TCー8 for スマートフォン」を発売した。
「TCー8」は、センサで検知した温度や運転状況の確認、季節モード設定などができる「そよ風」の新しいコントロールユニット。温度情報などはインターネットを通じて運転状況記録サーバである「そよカルク」に自動的に記録することができる。
今回リリースしたアプリは、スマホからコントロールユニット「TCー8」の情報を閲覧したり、設定変更ができるもの。サーバに記録された最新の温度や運転状況をアニメーションで表示するほか、集熱量、CO2削減量、最高・最低温度、運転時間といった情報を閲覧することができる。日付変更ボタンを使えば、過去にさかのぼって情報確認が可能。
また工務店や設計事務所は、住まい手とは別にユーザーIDを登録することで、採用物件の温度状況をスマホで確認できる。
Android版、iOS版を用意。2800円。
測量機器メーカーのライカジオシステムズ(東京都文京区)は、カラーファインダーを搭載した屋外モデルのレーザー距離計「Leica DISTO D510」を発売する。
通常、屋外測定では太陽光の影響によりレーザードットを視認することができない。そこで、画面をカラーモニターに切り替えて十字の中心に測定対象のねらいを定めることで、レーザードットが見えなくても測定できるようにした。
1・2・4倍までズームが可能。
また新商品はこのほど「消費生活用製品安全法」の認定を受けた。これにより、建築・土木のプロユーザーだけでなく、消費者が手にする場所での販売が始まる。
住宅FCのアイフルホーム(本部:LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニー、東京都江東区)は6月、大阪にて第27回目となる「2015年度アイフルホーム全国大会」を開催。大阪国際会議場に1000人超があつまった。
プレジデントの今城幸氏は「今年から『ミライリッチ』と呼ぶプロモーションを展開していく」と宣言。これまでの30年間で培ってきた価格の見える化、保証制度、キッズデザイン、耐震+制震といった強みを「ミライリッチ」という言葉に集約して整理・強化するとした。
また、2014年度に活躍した加盟店を表彰するベストオブアイフルホーム賞グランプリには「出雲店」(西日本ホームEHC、島根県松江市・三谷隆社長)が輝いた。
住宅FCのGLホーム(本部:LIXIL住宅研究所 ジーエルホームカンパニー、東京都江東区)は6月23日、北海道札幌市において全店大会を開催。約110人が参加した。プレジデントの久保田卓氏は「加盟店とともにツーバイフォー住宅ナンバーワンになることが目標」だと決意表明した。
2014年度に活躍した加盟店を表彰。ベストオブGLホーム賞グランプリは「会津店」(大成ハウス、福島県会津若松市・渡部正敏社長)が獲得した。
住宅FCのフィアスホーム(本部:LIXIL住宅研究所 フィアスホームカンパニー、東京都江東区)は2014年度の加盟店の活躍を称えるため、コンテスト受賞店・受賞者を決定した。
ベストオブフィアスホーム賞グランプリに輝いたのは「山形店」(近江建設、山形市・新保一広社長)。年間セールスコンテストの店部門も「山形店」が、個人部門は山形店の新保飛揚真氏が受賞した。
また、顧客満足度コンテストでは、「秋田南店」(マスターピース、秋田市・菊地一博社長)が設計部門と店部門でダブル受賞。工務部門には「福井店」(ユーユーホーム、福井市・酒井浩一社長)が輝いた。
受賞店・受賞者は、5月に京都で開催した「2015年度フィアスホーム全店大会」において発表。フィアスホームカンパニープレジデントの近藤正司氏はこの会場で、「北海道基準の断熱性能を上回るフラッグシップモデル『アリエッタDS』を7月11日に発売し、これにあわせてSNSの活用や、お客様へのサービス強化のさらなるレベルアップを積極的に展開していく」と述べた。
ジンコソーラーは、両面ガラスの太陽電池モジュールを開発した。「透明シリーズ」と「ホワイトシリーズ」の2種類。透明シリーズは採光性が高く、最大出力が260W、変換効率が15.93%。ホワイトシリーズは最大出力が270W、変換効率が16.54%を実現したという。
両面ガラスモジュールは、厚さ2.5mmのガラスやフレームなしのデザインを採用。モジュールの経年劣化率が0.5%以下に抑えられるという。30年の製品保証あり。バックシートを採用しない構造で、防火性能も高い。