工務店ならではの付加価値「ニオイのメンテナンス」とは!?
住まい手のニオイのストレスを解消し、新たな接点に
快適な暮らしに新提案
グラフ1
モノとしての「家」ではなく、コトとしての「暮らし」を重視する今どきの住まい手にとって、暮らしの快適さを削ぐニオイは大きなストレスだ。今年8月、インターネットの調査会社マイボイスが発表した調査によると、家のニオイについて「気になる」「やや気になる」と答えた人の合計は50.9%に上った。一方で、「気にならない」「あまり気にならない」と答えた人の合計は30.6%にとどまる。(グラフ1参照)
「家のニオイ」への対応は、「暮らし」を重視する住まい手たちに対し、付加価値のひとつとしてもっと積極的に提案していい部分だろう。工務店の多くは無垢の木材を使うなどし、生活臭や有害成分を吸着・脱臭できる家をつくっている。これは、大手量産メーカーの家に対するメリットのひとつだ。
しかし、どんな良い家を建てても、経年によるニオイの付着を全て防ぐことはできない。ペットを飼う住まい手も増えているし、子どもが生まれれば健康のためにもニオイや細菌には敏感になる。
より快適な住まいの提案
「ニオイのメンテナンス」という付加価値
住まいを提供する側としても、ニオイ・空気の質にも目を向けたい。そこで提案したいのが、多くの工務店が行っている定期メンテナンスの場で「ニオイのメンテナンス」をすることだ。年1回、OB客への挨拶も兼ねてメンテナンスに回ったときに、付いてしまったニオイを消し、暮らしの快適さを取り戻すことができれば、工務店ならではの新たな付加価値となるだろう。
住まい手自身が芳香剤や消臭剤を使えばいいと思うかもしれないが、先ほどのマイボイスの調査によれば、実は2011年以降、芳香剤や消臭剤の使用率は減少傾向にあるという。一般的な芳香剤や消臭剤には香料が入っており、その香り自体を嫌う人が多いからだ。
そこで便利なのが、東芝の可視光応答型光触媒の除菌・消臭剤「ルネキャット」。「ルネキャット」は無香料で、室内照明の光でも触媒として働き、消臭と除菌の効果を発揮する。その効果は、消臭除菌対策が求められる介護施設やホテル(導入事例)でも採用されるなど、折り紙つきだ。
しかも一度使えば、一般的な除菌・消臭剤と違い、吹き付け面に光触媒の塗膜をつくるので数年程度持続するのがポイント。「次回のメンテナンスまで効果がありますよ」と住まい手に伝えれば、毎年のメンテナンスがOB客をつなぎとめるイベントにもなる。
施工も簡単で、比較的短時間スプレーするだけで効果を出すことができる。もちろん、メンテナンスだけでなく、新築やリフォームの内装仕上げにも使える。
住まいを提供する側に今まさに求められているのは、モノの性能ではなく、「コト」すなわち「暮らし」に対してどれだけ高い価値を提供できるか。毎年の訪問メンテナンスを「ニオイのメンテナンス」にし、暮らしの快適さを守ることができれば、きっと新しい価値を提供できるだろう。
「暮らし」を重視する今どきの住まい手にとって、ニオイは大きなストレス。それを毎年の「ニオイのメンテナンス」で除去できれば、工務店の新たな付加価値となる。
ルネキャットは酸化タングステンを原料とした光触媒。
最大の特徴は、室内照明の光でも光触媒としての機能を発揮する点だ(メカニズム)。光触媒の強い酸化力でニオイの元となる有機物などを分解・除去でき、ルネキャットを塗布した面ではウィルスや菌の増殖を抑える効果がある(実証データ)。
また、ルネキャットが残っている限り効果が持続するのも一般的な除菌・消臭剤との違いだ。このため、工務店が行うOB客へのメンテナンス回りで使うのには最適といえる。
スプレー機器を使い、比較的短時間に施工できる。
「光触媒スプレー」布・繊維用
業務用 消臭除菌液
東芝は電球のフィラメントとして使用されていたタングステンについて100年以上研究を蓄積してきており、その技術を生かして「ルネキャット」を開発した。(商品ラインナップ)
株式会社 東芝
可視光応答型光触媒「ルネキャット」
【商品サイト】
http://www3.toshiba.co.jp/ddc/renecat/
【お問い合わせ】
http://www3.toshiba.co.jp/ddc/renecat/contact/
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構、横浜市)は、全国の10エリアで子育て世帯や高齢者世帯等の支援を必要とする世帯と支援する世帯との2世帯が、UR賃貸住宅とUR賃貸住宅を含むあらゆる住宅との近居に対しても割引を適用するサービス「近居割ワイド」を9月25日から試行実施する。
同機構では、2013年9月から、同じUR賃貸住宅内または隣接するUR賃貸住宅間で近居をはじめた場合、UR賃貸住宅に入居する世帯の家賃を5年間5%割り引くサービス「近居割」を全国約60万戸のUR賃貸住宅で展開していた。今回はその措置を拡充した。
近居の要望は高まっており、そのニーズに応えた形。
西武ホールディングスの連結子会社である西武プロパティーズ(本社・埼玉県所沢市)が東京都千代田区紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂跡地で開発を進めている複合機能タウン「東京ガーデンテラス」が、このほど上棟した。地上36階建てのオフィス・ホテル棟と21階建ての住宅棟、東京都の指定有形文化財である旧李王家東京邸を機能更新する「赤坂プリンスクラシックハウス」で構成する。開業は来年夏の予定。
なお、上棟を機にタウン名を「東京ガーデンテラス紀尾井町」に決定した。
国土交通省はこのほど、新たな解体工事の技術者資格について取りまとめた。
従来、500万円以上の解体工事を請け負う際は建設業のとび・土木工事業の許可が必要だったが、2014年6月に建設業法の一部を改正する法律が公布され、業種区分として「解体工事」が新設された。施行日は2016年6月の予定。
今回の取りまとめで、解体工事の技術者資格に適用できる既存の技術者資格が提示された。監理技術者の場合は1級土木施工管理技士や1級建築施工管理技士など、主任技術者の場合は管理技術者の資格のいずれか、2級土木施工管理技士(土木)、2級建築施工管理技士(建築・躯体)、解体工事施工技士など。
三井不動産リアルティの駐車場事業「三井のリパーク」で運営管理する駐車場の事業地数が、2015年8月末時点で1万事業地を突破した。
同社では、ハイブリッドソーラーシステムや電気自動車用充電器の設置といった環境配慮、AEDや防災用品を導入するなどの非常対応に即した駐車場づくりを展開してきた。地域貢献も行う駐車場事業を今後も進めていく、としている。
長谷工コーポレーションは11月1日、マンション再生セミナーを開催する。マンション管理組合の理事などを対象に、同社グループが蓄積したノウハウなどを提供する。また、弁護士の戎正晴氏が、「マンション再生の法的勘所と今後の動向」をテーマに講演を行う。場所は東京都港区の「建築会館ホール」。
時間は午後1時50分から4時50分。定員は100人で参加費は無料。参加には申し込みが必要。問い合わせは、同社マンション再生事業部、電話0120(095)356まで。
不動産・住宅情報サイト「HOME’S」を運営するネクストは10月4日、「HOME’Sマイホームカンター ~家づくりの相談所~」を東京・吉祥寺に開設する。
注文住宅の建築を検討する人を対象に、不動産コンサルタントやファイナンシャルプランナーなどの専門家による個別相談やセミナーを開催。また、複数のハウスメーカーや工務店から、顧客の理想に合ったパートナーを探して紹介するなど商談の場を設定する。12月20日までの毎週日曜日のみ開設。予約申し込みなどは専用サイト(http://club.homes.co.jp/counter)から。
大建工業(大阪府大阪市)は10月21日、既存の枠や床を残したままカンタン+スピーディに部位ごとのリフォームができる商品「かんたんリモデル」シリーズを発売する。
「かんたんドアリモ アウトセットシリーズ」は、従来の開口部を大がかりな工事をせずに開き戸や引戸、折戸に変えられる建具リフォーム向け商品。開き戸を吊り式の引戸にしたり、押し入れをスッキリとしたクローゼットに一新することができる。
また、「カンタンドアリモ リモデル・カットフリードアシリーズ」は、既存の開口寸法に合わせて現場カットで高さ・幅を調整して新しい建具を設置できるというもの。
このほか、窓枠やドア枠をカバー工法で容易に改修する「リモデル・枠カバー」、均等割付不要でロックウール吸音板の天井を実現する「クリアトーン12S/9ラインアート」、既存床に上貼りするだけで床暖房リフォームができる「サーモフロア」、同様に床リフォームができる「ハピアフロア6T」などを発売する。
ニッセンライフ(京都市)は、アルヒ(東京都港区)と住宅ローンの取り扱いに関して業務提携をした。ニッセンライフでは、保険のコンサルティングに加えて、「フラット35」を中心とした住宅ローンの新規貸出や借り換えの相談も受け付ける。
ニッセンライフは損害保険分野で、火災保険や地震保険の取り扱いも行っている。住宅ローンを取り扱うことにより、住宅に関する総合的なリスク管理と資金管理の提案を強化していく。
一般社団法人リビングアメニティ協会は、「第4回住宅部品点検の日シンポジウム」を10月1日に東京で開催する。基調講演は、滋賀大学名誉教授の山﨑古都子氏を講師に迎え、「住宅の長寿化からの居住力を考察する」と題して行なわれる。明治大学名誉教授の向殿政男氏をコーディネーターに招き、元消費者庁長官で消費者市民社会をつくる会理事長の阿南久氏をはじめとするパネリストによるパネルディスカッションも開催される。
詳細や申し込みはホームページで。