YKK AP(東京都千代田区)は7月1日、箱型ひさし「キューブシェード」を発売する。
出幅は180ミリ。上部からの日よけ・雨よけといった基本機能に加え、これまでにはない「たて枠」を設けたことで、横からの雨の吹き込み、南面に取り付けた場合の西日を防止。また、窓前を横に流れる風を効率的に取り込むウインドキャッチの役割も果たすという。
窓まわりに陰影がつくことで外観のアクセントにもなる。
形状はロの字(四方枠)、コの字、L字の3種類。アルミ5色、木調4色。
NPO法人持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会(東京都新宿区)は6月18日、協会設立1周年記念のシンポジウム「自伐からひらく『地方創生』の時代〜加速化するNew自伐型林業」を都内で開催した。同協会の中嶋健造代表理事は、これまでの活動を振り返り「若者がどんどん自伐型林業に参加して、実際に成り立ち始めた。また、昔からの林業家たちも、林業を復活させるために自伐化している。日本の林業は根本療法が必要。自伐は根本療法になり得る」と確かな手応えを示した。
シンポジウム前半では、愛媛大学の泉英二名誉教授と九州大学大学院の佐藤宣子教授が講演。それぞれの視点から林業の後継者問題に言及し、自伐が普及することで、近世以来の林業制度で活躍した「山守」の復活や、「Vターン」(孫もどし)による祖父母世代から孫世代への林業技術の継承といった可能性が開けることに期待を示した。
後半のパネルディスカッションでは、高知県佐川町の堀見和道町長、滋賀県長浜市の北川善一郎氏(産業経済部森林整備課理事兼課長)、谷林業(奈良県北葛城郡)の谷茂則氏、シマントモリモリ団(高知県四万十市)の宮﨑聖氏、社会福祉法人福祉楽団(千葉県香取市)の飯田大輔氏、ヤンマー(大阪府大阪市)の橋本康治氏(アグリ事業本部企画部部長)が参加。自治体、若手林業家、林業への関心を示す企業として自伐への関わりや今後の展望を報告した。
ディスカッションを受け、中嶋代表理事は「今日のパネラーは、今までの林業であればいなかった存在。林業の幅がこれだけ広がってきた。これは自伐の魅力。展開すれば、地方創生や福祉、環境保全にも繋がるかもしれない」と改めて期待を込めた。
パッシブデザインリフォームのOKUTA(埼玉県さいたま市)は6月18日、自社開発の自然素材系建材ブランド「ロハスマテリアル」の塗壁材「EM漆喰」に新色を7色追加。これでカラーバリエーションは8色になった。
「EM漆喰」は、塩焼石灰、つのまたなどを原料とする100%自然素材からなる塗材。調湿性とホコリを寄せ付けにくい非帯電性をもつ。
新色は、ピンクやグリーンなどのパステル系5色とオフホワイト、シルバーグレー。和室やナチュラルテイストの部屋のワンポイントとしても使えるという。
コテで塗る粉状タイプ(223円/m2)と、ローラー施工によるクリームタイプ(1400円/m2)の2種類で、1本1500〜2400円の液体顔料を規定量入れる。外装用もラインアップ。
オリジナル商品や同社が選んだ自然素材建材、設備などを材工分離で販売する「OK-DEPOT」で販売する。
住宅FC・VCを運営する千金堂(東京都渋谷区)は、債務整理に入ったFC加盟店の従業員と残工事を本部が引き受けることを発表した。
今回引き受け案件となった加盟店は、総合建設業を展開していたジョー・コーポレーション(本社:愛媛県松山市)。リーマンショック後、分譲マンションの販売が低迷し2009年に民事再生手続きを開始。同じ年に同FCに加盟、住宅事業を4拠点で展開するなど順調に業績を伸ばしてきたとするが、本業での資金繰り悪化により今年2月に事業を停止。同時に、施工中物件の稼働を停止し、全従業員を解雇した。
これを受けてFC本部は、仕がかり中の戸建て住宅39件(千金堂ブランドではない物件も含む)、リフォーム4件の残工事の継続と従業員31人の雇用を決断。戸建ての全物件で工事を再開するとともに、顧客のジョー・コーポレーションへの過払い分を同FCが負担することにより、追加費用や仕様変更をせずに完成引き渡しができるところまでこぎつけた。
LIXIL住宅研究所(東京都江東区)アイフルホームカンパニーは、6月21日の父の日に合わせて、妖怪ウォッチのアイフルホーム限定オリジナルグッズが当たる「妖怪ウォッチXアイフルホーム スマートフォン限定『お父さんに取り憑いた妖怪をさがせ!!』キャンペーン」を6月18日からスタートする。
同キャンペーンは、スマートフォンを使ってお父さんやおじいちゃんを診断。診断結果より、お父さん、おじいちゃんに取り憑いているかもしれない妖怪をさがすという内容。お父さん、おじいちゃんにぴったりの妖怪を見つけると、スペシャルメッセージの付いたフォトフレームが現れ、6月21日の「父の日」に合わせて、メッセージ付き写真を残すことができる。
抽選で100名に「妖怪ウォッチXアイフルホームオリジナルグッズ」が当たる。応募期間は6月19日~7月31日まで。
アルヒ(東京都港区)は、7月1日より「ARUHI住宅ローン」の利用者を対象に、住宅購入後の暮らしをサポートする会員組織「ARUHIメンバーズクラブ」をスタートする。既に同社で住宅ローンを借り入れしている人には、6月18日よりサービスが提供される。
住生活全般をプロデュースする会員組織。同社の住宅ローンの利用者に向けて、提携企業の家電や家具、寝具、キッチン用品、インテリアやエクステリア用品などの商品、引っ越しや水宅配なのサービスなどを優待価格で提供するもの。
同社は、5月1日にSBIモーゲージから社名変更している。
建築研究所が開発した木造軸組構法住宅を対象とする数値解析ソフトウェア「wallstat ver.3」がリリースされた。今回のリニューアルで、木造住宅用CADの標準的ファイルフォーマットであるCEDXM(シーデクセマ)形式のファイルから直接データを読み込んで、解析モデルファイルを作成することが可能となった。これにより簡単な操作で地震応答シミュレーションを実行できる。
リニューアルにあわせて様々な建築物の解析モデルのサンプルの公開も開始している。
同ソフトウェアは、木造軸組構法住宅の建物全体の大地震時の損傷状況や倒壊過程をシミュレートする数値解析プログラムの開発をもとに、木質構造を専門とする研究者・技術者が使用できるように改良したもの。パソコン上で木造住宅の数値解析モデルを作成し、振動台実験のように地震動を与てシミュレーションを行い、変形の大きさ、損傷状況、倒壊の有無を視覚的に確認することを可能としている。
ミーレ・ジャパン(東京都目黒区)は、電気オーブンをはじめとするビルトイン型調理機器を6年ぶりにフルモデルチェンジ。次世代モデル「Generation6000」シリーズとして全11機種を6月25日に発売する。
「Design for Life-人生のあらゆるシーンに、最高のクオリティを。」をコンセプトに、近未来を彷彿させるデザインに最新機能を搭載。使いやすさを追求した。
今回発売するのは、電気オーブン、電子レンジ機能付きオーブン、家庭用では珍しいスチームオーブン、蒸し料理ができる卓上型スチームクッカー、低温調理や保温ができるグルメビルトインウォーマーなど。電気オーブンは37万8000円〜。
東急不動産とファミリーネット・ジャパン(FNJ)はこのほど、入居後の暮らしをサポートする新サービス「B-Stick(ビースティック)」を共同開発した。「ブランズ」マンション購入者へのサービス強化が目的。
ビースティック端末を自宅テレビに差し込むことで、テレビ画面に「ブランズ」独自のホームページが映し出され、各種サポートサービス情報を提供する。インターネット端末としても活用できる。
ナイスは6月27日と28日の2日間、名古屋市の「ポートメッセなごや」で耐震性や省エネ性、健康性に優れた家づくり、住まいや暮らしへの木の生かし方などを提案する住宅総合展示会「住まいの耐震博覧会」を開催する。住宅づくりに関連する80社以上の企業や自治体が参加する予定。入場無料。地震対策などをテーマとしたセミナーも開催される。昨年は3万5000人を超える来場があった。