国土交通省は現在、「まち・住まい・交通の創蓄省エネルギー化モデル構築支援事業」の案件を募集している。採択予定件数は3~5件。締め切りは7月17日。
街や住宅、交通を含め一体的な低炭素化を目指す地域を対象として、補助金の交付ではなく「人的リソースの提供」を通じ構想策定をサポートする。まず地方公共団体や民間事業者から、地域の低炭素化に関する将来像や目標、取り組み方針といった企画提案を募集。審査を経て選定したモデル地域に対し、事業委託する日本総合研究所や、同省関係部局と有識者で構成するタスクフォースから助言などを行う。成果は年度末に開くワークショップで発表する。
国土交通省によると、2015年5月の新設住宅着工戸数は7万1720戸だった。前年同月比は5.8%増で、3カ月連続の増加。微増だった前月と比べて、増加幅も拡大した。季節調整済年率換算値は91.1万戸で前月比0.2%減。前月に引き続き減少したが、4カ月連続の年率換算90万戸台となった。
ナイスは7月11日、12日の2日間、仙台市の「夢メッセみやぎ」で「住まいの耐震博覧会・住まいの元気フェア」を開催する。
住宅の耐震構造の仕組みや地震に強い住まいづくりの情報を発信するほか、行政担当者や専門家らが住宅再建に向けた相談にも応じる。「安全・安心な住まいの復興に向けたお役立ちに努める」としている。入場無料。
住まいの耐震博覧会は、仙台では2003年から開催し今回が11回目。累計来場者数は11万人を超えている。
楽器演奏が可能な賃貸マンション「ミュージション」を展開するリブランはこのほど、住戸単位で防音工事を行い、「ミュージション」と同様に楽器演奏を可能とするリフォーム商品「ミュージションR」の提供を開始した。工事費の目安は250万円程度。
不動産投資サイト「楽待」を運営するファーストロジックはこのほど、投資用不動産市場動向(6月)をまとめた。それによると、全物件種別(1棟アパート、1棟マンション、区分マンション)で物件価格が上昇し、利回りが低下した。
6月1~30日の間に、「楽待」に新規掲載された物件を分析した。
一般社団法人日本ホウ酸処理協会(東京都江東区)は7月3日、東京都内で第3回定期総会を開催した。新築の減少に備えリフォームへの対応を強化していく方針を示した。
荒川民雄代表理事は、生活者が主導するリフォーム需要が増す中で生活者への情報発信の重要度が高まるとし、「マーケット・イン視点での顧客との対話が必要」と話した。リフォーム市場への対応では、既存の壁の中を処理する方法が確立されているホウ酸による劣化対策の優位性を強調した。
浅葉健介理事は今後の事業方針を説明。「ホウ酸処理は新築もまだブルーオーシャン」としながらも、リフォーム対策を並行して進めることの必要性を強調。施工店とシロアリ防除業者とのコラボレーションを進めていくなど、2017年までには既存住宅への対応を完了させる考えを示した。また、新たな取り組みとして、シロアリ被害リスクの定量化を検討していく計画も紹介した。
静岡県を中心に富士山を取り巻く近隣建築事業者約260社が加盟する一般社団法人・富士山木造住宅協会(事務局:静岡県富士市、大瀧功代表理事)は、6月19日に開催した定期総会の中で、工務店が施主と交わす請負契約について、首都圏の若手工務店経営者3名を招いて実践例を共有するパネルディスカッションを開催した。
登壇したのは、いずれも先代から事業継承した次世代経営者・青木哲也社長(青木建設・神奈川県大和市)、小林弘淟社長(水戸工務店・千葉県柏市)、竹脇拓也社長(タケワキ住宅建設・千葉県松戸市)の3者。約1時間に及んだディスカッションでは、新築やリフォーム工事における請負契約(設計契約)を交わすタイミング、契約書式の種類、特記事項・添付資料・覚書の有無、内容読み合わせの方法など、社内で既存のやり方が慣習化され普段社外も話題にのぼりにくい請負契約の現状を3社で公開した。
新築の請負契約
このうち、新築時の工事請負契約書式については、タケワキ住宅建設と青木工務店は「民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款」を使用していた。水戸工務店も同書式をもとにしながら「施主と施工者の対等な関係になる」「文言が難しく誤解されやすい」など詳細を独自に調整した書式を使う。それでも「民間連合書式」を希望する施主には即対応できる状態とした。
また約款の内容説明について。青木工務店では「全文読み合わせは2時間かかる」として細かい読み合わせをしない代わりに、「事前にメールで約款を送り、契約当日は施主から分かりにくい部分を補足説明したり、とくに強調すべきところを説明している」とした。
タケワキ住宅建設では、基本的には契約直前までには相互の信頼関係を前提が築かれている上、過去には「長々説明されてもよく分からない」という反応もあったため、現在は約款内容の説明はおこなっていないとした。「これまでトラブルがないから説明もしていない」と現状を説明した。
水戸工務店では、契約内容の読み合わせを重視。独自書式を使う理由も「読み合わせの所要時間が30分程度でおさめるため」とした。民間連合書式とほぼ同じだが、内容を一つ一つ確認し、わかりにくい言い回しはその場で補足説明する。「信頼関係を築くためにも必要なひとつのやり方」とした。
また民間連合書式では、地震や洪水など天災によって建物が損傷した場合には原則施主側が負担する」と明記されている。こうした施主の不利益につながることをどのように扱うかついて、水戸工務店では、読み合わせの際に「毎回言いにくいと思いながらも説明している」とした。
またタケワキ住宅建設は、約款が「お互いに不利益のないように決められている前提をしっかり伝えることが大事」としたうえで、「施主から指摘がある場合には、専用の保険も案内するようにしている」とした。
リフォームの請負契約
リフォーム工事で契約請負について。リフォーム工事はOB施主向けが多いという青木工務店では、現在50万円以上のリフォーム工事に請負契約書を導入。書式は住宅リフォーム・紛争処理支援センター推奨の「標準契約書式」(住宅リフォーム推進協議会発刊)を使用している。
同社内では当初「長い付き合いなのになぜ契約書を交わすのか」と嫌がられるのではと考えていたが、実際はリフォーム工事でもOB施主の反応は良好で「嫌がられることはほとんどなかった」という。
水戸工務店では、以前は1000万円規模でも契約書を交わさなかったが、現在は100万円以上の請負工事にはすべて契約書を交わすことにした。同社でも導入から現在までで「契約書は必要ないと断る施主はまだ一人もいない」という。
タケワキ住宅建設も、現在ではリフォームを含め30万円以上の工事では請負契約を結んでいるとした。
ディスカッションを進行した同協会遠藤龍一事務局は「大きな民法改正を控えており、請負契約の書式を見直す時期にきている」として、登壇者に積極的に質問を投げかけた。同協会では今後もさまざまなかたちで会員工務店に請負契約の見直しを呼びかけていくという。
リンナイ(愛知県名古屋市)は8月3日、取り替え専用のレンジフード「AirPRO(エアプロ)」にスタイリッシュなデザインの「LGRシリーズ」を追加する。
フードの厚みを35ミリに薄型化し、スイッチ操作がしやすいななめフロントデザインを採用。フードと本体の厚みを足しても従来の半分(150ミリ)とスリムなため、低位置に設置されたプロペラ換気扇の取り替えにも対応する。
また、フード内側の油をためるトレイを2つから1つに減らし、汚れが付きにくいファンを採用したことで、手入れが楽になった。
シルバーとブラックの2色。12万5000円〜。
リンナイ(愛知県名古屋市)は8月3日、すっきりとした見た目が特徴の普及価格帯ガスビルトインコンロ「Mytone(マイトーン)」の新モデルを発売する。
操作部を左右の点火ボタン下に配置してデザインと使いやすさを両立。ごとくの横ツメを長くすることで安定感を向上、鍋を置いた時の中心位置がわかりやすくなった。
また、左右どちらのバーナーでもトロ火(320kcal)から強火(3610kcal)まで使用でき、便利な温度調節機能、自動炊飯機能などを搭載する。
高価格帯シリーズの「デリシア」で好評の「グリルプレート」(別売)に対応。焼き魚をはじめ、揚げ物のあたため直し、から揚げのノンフライ調理、トーストなど幅広い調理が可能になる。
14万2000〜15万8000円。
ヤマトプロテック(東京都港区)は、天井設置型のイオン消臭機「エアーサクセスZERO」を発売した。
ファンを使わない特許技術「多重リング」でイオン風を大量発生させることで、オゾンが部屋じゅうを消臭・除菌。消費電力は3W。24時間30日間使用した場合の電気代は約54円と、一般的な空気清浄機の10分の1程度の電気代で済むという。
直径168ミリ、高さ40ミリ。