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03 7月 2015

日本ホウ酸処理協会、リフォーム対応を強化

 一般社団法人日本ホウ酸処理協会(東京都江東区)は7月3日、東京都内で第3回定期総会を開催した。新築の減少に備えリフォームへの対応を強化していく方針を示した。
 荒川民雄代表理事は、生活者が主導するリフォーム需要が増す中で生活者への情報発信の重要度が高まるとし、「マーケット・イン視点での顧客との対話が必要」と話した。リフォーム市場への対応では、既存の壁の中を処理する方法が確立されているホウ酸による劣化対策の優位性を強調した。
 浅葉健介理事は今後の事業方針を説明。「ホウ酸処理は新築もまだブルーオーシャン」としながらも、リフォーム対策を並行して進めることの必要性を強調。施工店とシロアリ防除業者とのコラボレーションを進めていくなど、2017年までには既存住宅への対応を完了させる考えを示した。また、新たな取り組みとして、シロアリ被害リスクの定量化を検討していく計画も紹介した。