ドイツのサニタリー製品メーカー「GROHE」の日本法人グローエジャパン(東京都港区)は10月5日、「Amazon.co.jp」で、グローエジャパン公式サイトをオープンした。シャワーヘッド28種類やホースの販売からはじめ、キッチン用水栓、洗面・浴室用水栓、陶器等のバスルーム製品やトイレ製品などを展開していく予定。
同社のシャワーヘッドは1936年にドイツで誕生。2015年7月から販売を開始した「パワーアンドソウルシリーズ」は、4種類のスプレーパターンをボタン一つで切り替えることができ、ヘッドマッサージのような心地が得られることから、人気商品となっている。
ジャパンホームシールド(=JHS、東京都墨田区)は10月、一般の住まい手向けに地盤データや生活に役立つ土地情報を地図上で閲覧できる無料ウェブサービス「地盤サポートマップ」から、知りたいエリアの情報を1枚のレポートにまとめてダウンロードできる無料サービス「地盤サポートマップforU」の提供を始めた。
地震時の揺れやすさや液状化・浸水の可能性をグラフ・色分け表示するほか、避難所、駅・バス停、公園からの距離などを子どもにわかりやすいよう記載する。
TOTO(福岡県北九州市)は10月29日、水栓金具に初めて「きれい除菌水」機能を搭載したパブリック施設向け自動水栓「アクアオートAタイプ」を発売する。
使用後、排水口にきれい除菌水を噴霧して見えない汚れや菌を分解・除菌。清掃の負担を軽減する。
また、吐水流量は従来と同じ約2L/分のまま、空気の混入量を約20%増やし、吐水口径を約4mm広げることで手洗い時の水の「たっぷり感」を向上した。
TOTO(福岡県北九州市)は、ウォシュレット関連商品で好評な「きれい除菌水」を小便器に初搭載。平均洗浄水量0.8Lを実現した「自動洗浄小便器 超節水タイプ」を10月29日に発売する。
きれい除菌水は、水道水に含まれる塩化物イオンを電気分解してつくられる除菌成分(次亜塩素酸)を含む水。
夜間など長時間便器を使用しない時間帯を自動で判断して、定期的にきれい除菌水がトラップ内を満たすことで除菌する。トラップ内の汚れの発生を抑えることにより、洗浄水量を少なくすることに成功した。
壁掛型と床置型をラインアップ。壁掛型の「掃除口付き」は、便器を取り外さずに排水管の尿石除去ができる。
農林水産省が10月5日に公表した2015年9月の木材全国価格(概数)によると、素材価格は、すぎ中丸太が1万3000円で、前月に比べて1.6%上昇した。前年同月比では6.5%の下落となった。製品卸売価格は、すぎ正角が5万7700円で前月並み、前年同月比では1.2%下落した。
その他、素材価格では、ひのき中丸太が1万7700円で前月比3.5%上昇、前年同月比では4.8%下落した。米つが丸太は2万5100円で前月比0.4%上昇、前年同月比0.8%上昇となった。
製品卸売価格では、ひのき正角が7万7800円で前月並み、前年同月比では3.6%の下落となった。米つが正角は7万5400円で前月並み、前年同月比では1.6%上昇した。
静岡県西部の企業・商店による展示即売会「第5回遠州バザール」は10月3日・4日、浜松市内で開催した。来場者は若い夫婦や家族連れを中心に2日間で約2万5000人。昨年の第4回に比べ約1万人増加した。
「衣・食・住」の業界が垣根を越えて連携し、地元の消費者とつながる場をつくる独自イベント。実行委員長を務める鈴三材木店(静岡県浜松市)の鈴木諭社長は「やっている内容は以前と同じ。だが、つながりが口コミで広がった。自発的に宣伝してくれる人が増え、過去の来場者が友人を連れて再訪。ドミノ倒し式に知名度が広まった」と話す。
会場には住宅をはじめ衣料、小物雑貨、スイーツ、農水産物など約200の小間が並び、ステージ上ではトークショーやコンサートが行われた。恒例の「住宅1棟分の管柱プレゼント」の応募は390件。これまでは追客してこなかったが、今後は応募者に「遠州バザール実行委員会地産地消推進グループ(=地域型住宅グリーン化事業採択)」の見学会やセミナーを案内し、家づくりの相談にのれる体制を整える。
当日は地域工務店25社が出展し、手づくりのブースを運営。「来場者数が年々増えている。PRのいい機会になる」(Organic wood)「出会いの機会がつくれるのがいい。『今度実際の家を見たい』という申し出も何件かいただいている」(大工小林)などの声が聞かれた。
因幡電機産業(大阪市)は、高齢者のあんしん見守りシステム「安否ウォッチング AMS-100」の販売を開始する。マンションオーナーや不動産管理会社へ向けた独居高齢者の日常生活の見守りのためのシステム。人感センサーにより高齢者の動きを常にチェックし、 長時間トイレを使用していない場合、家族や登録先にメールを発信する。構成機器はすべて無線式で配線工事は不要なため、既築物件にも低コストで設置・導入できる。
急速な少子化や団塊の世代の高齢化などに伴い、独居高齢者の割合は増加している。離れて暮らす家族にとって日々の安否確認は重要であることから、高齢者が安心して生活できる住宅とすることで、空き物件を減少させ、入居率の改善にもつなげていく。高齢者の入居リスクを低減する手法としても提案していく。
一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議(大阪府四條畷市)は、「健康・省エネシンポジウム」を横浜で10月17日に開催する。内閣総理大臣補佐官・和泉洋人氏による「健康長寿の意義と課題」をテーマとした基調講演をはじめ、慶応義塾大学理工学部システム工学科教授伊香賀俊治氏による「住環境が居住者の健康状態に及ぼす影響に関する調査速報」の研究報告が行なわれる。
後半のパネルディスカッションには、住宅分野だけでなく医学分野の有識者もパネリストとして参加。「組織の枠を超えた、地域創生、地域医療、家づくりの幅広い連携を目指して」をテーマに意見を交わす。参加費は無料。
問い合わせは、健康・省エネシンポジウム事務局(電話045-505-5036)まで。
ダイキン工業(大阪府大阪市)は11月1日、エアコン特有の風の不快感・乾燥を解消した「うるさら7(Rシリーズ)」を順次発売する。
設定温度に到達すると、温風が壁に沿って床全体に広がり、風を直接体に当てずに足元から暖める「垂直気流」と、独自の「無給水加湿」により乾燥しにくい暖房を実現。肌・唇の乾燥を約40%低減できるとする。
また、外気温が低いときの暖房能力を約11%向上。マイナス15度でも定格暖房能力を維持し、凍結しにくい室外機構造とした。
日本カーペット工業組合(大阪府大阪市)はこのほど、信州大学 繊維学部(長野県上田市)木村裕和教授、大阪府立産業技術総合研究所(大阪府和泉市)との共同研究の結果を発表した。
研究テーマは「床材とハウスダスト舞い上がり量の関連」。
室内にカーペットとフローリングを敷き、歩行を想定した環境(軽量床衝撃音発生器で床をたたく)でハウスダストの舞い上がり量を調べたところ、カーペットの舞い上がり量は約5000個/m3(床上140cm)でフローリングの10分の1にとどまることがわかった。
これは糸でハウスダストを取り込む「ダストポケット効果」によるものだという。
この実験結果をわかりやすくまとめた動画「カーペットでハウスダスト対策!」をYouTubeで公開している。