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LIXILと常滑市、「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」選定記念フォーラムを開催

LIXILと常滑市、「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」選定記念フォーラムを開催

 LIXIL(東京都千代田区)が運営する文化施設「INAXライブミュージアム」(愛知県常滑市)は、常滑市との共催で建築の見学会とシンポジウムからなるフォーラムを開催する。「とこなめ陶の森 陶芸研究所」がDOCOMOMO Japan「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選定されたことを記念したもの。

 同研究所は「旧常滑市立陶芸研究所本館」として、現LIXILとなった伊奈製陶(後にINAX)の創業者伊奈長三郎の寄付によって1961年に設立された。日本を代表するモダン・ムーブメントの建築の一つに選ばれたことを機に、同建築と茶室研究の大家として知られるモダニズムの建築家、堀口捨己に改めて光を当てた。
 「見学会」では、建築内外を解説つきで案内し、やきものの街「常滑」の街並みを散策するツアーを実施。「講演・シンポジウム」では、DOCOMOMO Japan代表の松隈洋氏をパネリストに迎え、同社の歴史や選定の理由について解説する。東京工業大学名誉教授の藤岡洋保氏による建築家、堀口捨己の設計思想についての講演もある。
 「見学会」は定員30名、「講演・シンポジウム」は定員80名でいずれも予約制で先着順の受け付け。「講演・シンポジウム」の終了後には、参加費2000円で懇親会も。こちらも申し込みが必要。問い合わせは、電話0569-34-8283まで。


芝浦工大の学生有志団体、四国の古民家再生プロジェクトを11月に発表

芝浦工大の学生有志団体、四国の古民家再生プロジェクトを11月に発表

 芝浦工業大学(東京都江東区)の建築系学生らが組織した有志団体「木沢の『わ』プロジェクト」は、豊洲キャンパスで11月6日~8日に行われる大学祭の中で、徳島県での古民家改修プロジェクトについて展示発表する。
 同プロジェクトは、徳島県那賀町木沢地域で空き家となっている築146年の古民家を再生する事業。「那賀町地域おこし協力隊」の桑高 仁志氏から設計と施工を請け負っている。
 2014年12月の現地視察に始まり、学生たちはこれまで延べ22日間にわたって同地域に滞在し、地域住民との交流を重ねながら信頼関係を築き、設計や施工を協同で手掛けてきた。建物の完成は2016年4月の予定。
 2014年度に静岡県東伊豆町の空き家をリノベーションし、地域の交流拠点にした実績が評価されて依頼を受けた。



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