不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)はこのほど、不動産情報サイトの利用実態調査の結果を発表した。
不動産情報サイトを何を使って調べたかという問いには、84.6%がスマートフォンと回答。前回調査の53.4%から大きく伸び、パソコンの48.9%(前回80.2%)を逆転した。タブレット端末の利用は10.3%(同9.3%)とほぼ横ばいだった。
また、「賃貸契約の重要事項説明がTV電話などで実施できるとしたらどう思うか」という問いについては、「不動産会社に出向いて説明を受けたい」が最多回答だった。ただし、「便利だと思う」などの肯定的な回答も4割近くに上った。
同調査は、過去1年間でインターネットにより住まいを賃貸または購入するために物件情報を調べた(調べている)人を対象に実施。有効回答人数は1323人だった。
地盤ネットホールディングス(東京都中央区)の子会社である地盤ネット(東京都中央区)は、住まいの災害リスクを点数化する無料のウェブサービス「地盤カルテ」の商標登録出願(商願2015-44943)が認められたと発表した。11月には商標登録の手続きが完了する予定。
ユーキャン(東京都新宿区)は、10月18日に実施された「平成27年度宅地建物取引士資格試験」の解答分析サービスを実施する。受験時の解答を入力すると、採点結果や分析データ、一行解説が郵便で届く。
ユーキャン受講生以外も利用可能。登録した人全員の本試験での解答を採点したうえで、データを分析した結果を11月中旬ごろに郵送する。参加申し込みの締め切りは10月26日23時59分。
詳細は同社のホームページで。
建築資材流通や一戸建住宅・マンション供給を行うナイスグループの横浜地所(神奈川県横浜市)とザ・マネジメント(神奈川県横浜市)は10月1日付で対等合併し、社名を「リナイス株式会社」へと変更した。中古マンションを取得してリノベーション後に中古住宅流通市場で販売する事業フローなど、共通項が多い両社の事業を集約することで、グループの中古マンションの仕入れ強化を図る。
両社を合わせた年間の再販契約戸数は、一昨年度まで30戸から50戸程度で推移。昨年度は126 戸に拡大し、年度後半には月間の戸数が20戸前後で推移しているという。
リナイスは、賃貸マンションの1棟買い取り再販に着手するほか、サービス付き高齢者向け住宅の取り扱いも視野に入れる。年間計上戸数は300戸を目指す。
住宅不動産資産価値保全保証協会(東京都港区)は今年10月から全国 450万件の地盤データを活用したBIOSCOPE表層模式柱状図を全国の住宅会社を対象に無料公開する。11月18日〜20日の3日間、東京ビックサイトで開催される第37回ジャパンホームショーで無料提供(先着100名)する予定となっている。
BIOSCOPE表層模式柱状図は日本全国を100mグリッドに分割し、指定した住所が位置するグリッド内に存在するスウェーデンサウンディング試験データをオリジナルデータにカスタマイズした柱状図を表示する近隣地盤調査データ。柱状図に記載される代表的な情報は、(1)推定土質状況、(2)換算 N値(最小値及び平均値)、(3)自沈層の有無、の3点。
今年2月にサービスをスタートしたBIOSCOPEプレ地盤診断レポートを補完するもので、セットで活用することにより地盤改良工事費用の概算見積を作成することができ、顧客の資金計画により具体的に予算を組み込むことができる。全国公開開始初年度の利用数は年間 1万件を見込む。
一般社団法人コンピュータ教育振興協会(東京都港区)は、2016年2月3日から2月12日まで、「第2回Space Designer検定試験」を実施する。申し込み期間は、12月1日~2016年1月18日。
同試験はインテリアパースの提案書の作成ができる人材の育成を図るためのもの。課題提出形式で、インテリア・製図の知識、設計プラン理解力、表現力と3Dパース技術を、Space Designer1級、2級として評価する。第1回検定試験の結果は、1級合格率14%、2級合格率33%だった。優秀作品として1級合格者の中から2名のに銅賞を授与し、受賞作品を公式WEBサイトで紹介している。
受験料は税別で、一般1万5000円、団体10人以上1万2000円。
講談社のウェブマガジン「ミモレ」にML編集長下田が連載するコラム、「インテリアの小さなアイデア」の先週掲載分をまとめて紹介!
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花がないと寂しい
続きは→ http://mi-mollet.com/articles/-/2815
10/15
「家具の上にアート」のすすめ
続きは→ http://mi-mollet.com/articles/-/2816
10/16
温かいパンは布袋のまま食卓へ
続きは→ http://mi-mollet.com/articles/-/2830
10/17
本の収納<4> 奥行き20㎝で「見せない本棚」に
続きは→ http://mi-mollet.com/articles/-/2831
建築家・中村拓志氏(NAP建築設計事務所、東京都世田谷区)が設計した広島県尾道市の礼拝堂「RibbonChapel(リボンチャペル)」がこのほど、次世代の世界基準となる建築デザインを表彰する「リーフ賞」の大賞(OverallWinner)に輝いた。
受賞した「リボンチャペル」は、リゾートホテル「ベラビスタ スパ&マリーナ尾道」内、瀬戸内海の島々を見渡せる小高い山の中腹に建つ。2つのらせんが互いに支え合うことで自立する構造となっており、頂部で滑らかにつながり1本のリボンとなる。おもに結婚式用の教会として使われている。
今年10月13日、埼玉県加須市の中島造園が中心となり「全国造園業・空き家問題対策協会」(中島浩明代表理事)が発足した。庭や植木のプロである造園業者の立場から空き家問題の解決を支援するのがねらい。
現在、空き家として放置され、枝が伸びきった庭木が隣家や道路にはみ出したり害虫の発生場所となり、トラブルを生んでいるケースが増えている。同協会メンバーの中島造園に寄せられる植木の剪定・伐採依頼200件/年のうち、空き家関連の案件は約1割にのぼるという。
埼玉県を中心に横浜、浜松、名古屋の造園業者10人からスタートし、全国に広げたい考え。
当面は依頼を受けて、空き家の庭木の剪定・伐採・草刈りをメインに活動し、将来的には空き家対策の重要性のPR、行政との連携による空き家の庭の保全、空き家の定期見回り・管理サービスなどを予定する。
京都市西京区で注文住宅やリノベーションを手がけるリヴ(波夛野賢代表)は、9月11〜13日に米・アトランタで開催された建築見本市(※)に出展。和の居住空間を展示し、400組の来場者から問い合わせが寄せらるほど盛況だったという。
見本市には京都市が認定する「平成の京町家」型の住空間を「Kyoto Modern Town House」として披露。京町家の技術や機能美、暮らしの知恵をアピールするほか、座禅や茶道の体験会を開催して和室の魅力を体感してもらった。
柱・梁を現しにしたデザインの珍しさ、京都産スギ材の美しさにも注目があつまったという。
(※)The32nd Annual Fall Atlanta Home Show
場所:米ジョージア州アトランタ コブ・ガレリア・センター
期間:2015年9月11~13日
動員:公式発表で例年3万~5万人