国立研究開発法人建築研究所(茨城県つくば市)は来年1月28日、今年度までの3年間取り組んできた「庁舎・避難施設等の地震後の継続使用性確保に資する耐震性能評価手法の構築」に関する研究課題の成果について報告会を都内で実施する。
プログラム内容は、同研究所による「東日本大震災で顕在化した被害建築物の要因分析」などの発表のほか、三菱地所設計、大成建設、新日鉄住金エンジニアリング、日本設計から「地震後の継続使用性確保に資する建築物の耐震設計事例」の発表が行われる。
開催日時は、2016年1月28日の10時30分〜17時(開場10時)。場所は、建築会館ホール(東京都港区芝5丁目26番20号)。聴講料は無料。参加希望者はFAX(029-864-6773)またはEメール(sympo27*kenken.go.jp[*を@に])にて、氏名(ふりがな)・所属先名・連絡先を明記し、同研究所の研究成果報告会事務局まで申し込み。
国立研究開発法人建築研究所(茨城県つくば市)は来年3月4日、研究成果や調査活動の報告を通して、住宅・建築・都市分野の最新の技術情報を提供するための講演会を都内で開催する。今回は「第3期中期計画期間(2011~2015年度)の成果から」をテーマとして、同期間中に実施した研究内容の成果や、これから果たしていくべき役割等を中心に講演する。
また、外部講演者による特別講演、2015年度の「建築研究所すまいづくり表彰 地域住宅賞」の表彰式も実施する。詳細は今後、ポスター、チラシ、ホームページで発表する。
講演会の開催日時は、2016年3月4日の10時30分〜16時30分(開場10時)。会場は、有楽町朝日ホール(東京・有楽町マリオン11階)。入場料は無料(事前登録不要)。
ポラスグループで分譲住宅を企画・販売する中央住宅(埼玉県越谷市)は、同グループが主催した学生向け建築コンペの応募作品をベースにした分譲戸建て住宅の販売を開始した。玄関の周辺スペースに坪庭を設け、そこに連なる和室空間と一体化させることで、家族や来客との新しいコミュニケーションのあり方を提案する。販売は好調で、高額価格帯での展開ながら販売開始2週間で全10棟中8棟が売約済みという。
同住宅は中央住宅が三郷市で分譲する三郷中央プロジェクト「ミライズ三郷中央」の第11次販売分。住宅の設計にあたって、第1回コンペの応募作品458の中から東京工業大学大学院に在籍する児玉理文氏の作品「斜め玄関の家」の提案を取り入れ、同社の商品開発担当と1年かけて具現化した。
分譲住宅では敷地の制約から玄関は小さくなりがちだが、その制約の中で新しいコミュニケーション空間として玄関を商品の核に据えた。販売価格は3880万円~5180万円。
アサヒアレックスホールディングスのグループ企業で太陽光メーカーとして事業を展開するサンリッチジャパン(新潟市中央区)は、住宅事業で培ったノウハウを活かし、ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)実現のための企画商品の提案を行う。
価格において低コストを実現した住宅用、産業用の太陽光発電システムを販売するほか、高気密・高断熱の家「アサヒ魔法瓶の家」e1シリーズの型式認定を取得し、今年度スタートした代理店ネットワークを活用して来年1月に首都圏をはじめ全国販売を開始する予定。
また、来年春発売予定の営農型シェアソーラーにより耕作放棄地対策に乗り出す。各農業法人・農業団体等との提携を進め、先端モデル農業事業の取り組みを推進する。
LIXIL住生活財団(東京都江東区)は12月3日、次世代のサステナブル建築の技術を模索・検証し、地球社会にその技術を発信する「第6回LIXIL国際大学建築コンペ」の開催を発表した。今回のテーマは「Comfort and Lightness(ライトウェイトな快適さ)」。組み立て・移動できる軽い住居の提案を世界各国の指名大学から募る。
開催日程は、来年3月18日にコンペ案提出締め切り、4月初旬に1次審査で3チームを選出、4月中旬に2次審査で最優秀案を選出する。2017年3月には最優秀案の制作・竣工を迎える。
最優秀案に選ばれた大学には、北海道大樹町にある研究施設「メム メドウズ」内の敷地ほか、東京など他の場所でも組み立て、活用できる提案が求められる。
一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会(東京都渋谷区)は、12月10日に国土強靭化フォーラムとして、「『地盤』価値革命の時代へ!~住宅・不動産業界はどこへ向かうのか?~」を開催する。
テーマは地盤。第一部は、初代国土強靭化担当大臣を務めた古屋圭司氏による特別講演のほか、国土強靭化の視点から見た地盤に関する基調講演やプレゼンテーションが行なわれる。第二部は地盤と住宅・不動産の価値について市場・行政関係者によるパネルディスカッションが催される。
定員は200名で、参加費は無料。詳細や申し込みはホームページで。
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ヤマガタヤ産業(岐阜県羽島郡)は12月、自然素材100%の内装用塗材「木の塗り壁材Mokkun(モックン)」を発売する。
ブランド材である東濃ヒノキのプレカット時に発生する端材を木粉にして50%以上利用。調湿・消臭性能にすぐれるのが特徴で、今年度中にも不燃材料認定を取得できる見込みという。
岐阜県産業経済振興センタ−、岐阜県林政部、岐阜商工会議所らの支援を受けて製品化。岐阜工業高等専門学校と共同で調湿性試験を行った。現在、違う樹種での塗り壁材の商品化も進めている。
越野建設(東京都北区)はこのほど、「自宅で楽器演奏を満喫できる賃貸住宅」をコンセプトとした音楽マンションシリーズ第9段物件「ラ・ポルテ王子本町」(全14戸)を竣工した。
同社の独自工法による高密度な結晶化コンクリートを建物全体に採用し、遮音換気装置など専用設備により、高い遮音性を実現した。
同物件の間取りは2K、2LDK、3LDK。専有面積は32〜72平方メートル。
エイブルはこのほど、海外9店舗目となる「エイブルネットワーク ソウル店」を韓国・ソウルに出店した。現地日本人、来日韓国人などを対象に、不動産賃貸仲介や不動産の利用・開発・取引に関する相談などを手掛ける。
エイブルはこれまでにニューヨーク、ボストン、ロンドン、香港、台湾、上海、ハノイ、マニラに出店している。来春にはアジア圏で新たに2店舗出店する予定だ。