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25 11月 2015

海外通信<スイス編>新装工事 天ぷらレストランN

海外通信では、海外で暮らす町田ひろ子アカデミーの卒業生が、現地で感じる日々のことをレポートします。

今回は私事ですが、請け負っていた天ぷら専門店の工事が無事終了しましたので紹介させて頂きます。

こちらの物件は、1909年頃建造の建物の入り口階にあり、既に隣で営業をしているレストランの倉庫でした。改装の総面積は奥の洗い場を入れて約36m平米です。

これは天井と壁の解体後、トイレ部分の壁が作り始められている頃。

床がたわんでいてタイルを貼る事が困難だったため、モルタルを流し込みました。

入り口外観。窓には中が見えない様で見える効果を期待して格子を取り付けました。左奥に見える本店と同じ雰囲気で、少しモダンにするよう意識しました。と言うのも、本店はお父様が、新店舗は息子さんがおもてなしをする為、同じファミリーでありながらも、違いと若さを出したかったからです。

施主からの要望は、和のテイスト、カウンター席中心の、直接お客様にサービスが出来るお店。
油を使うので掃除がしやすいシンプルなデザインが良いという3点でした。

施主がいだいていた『天ぷらをお庭で頂くイメージ』を基に、橋を渡って庭へ入って行く動線にしました。入り口を入って席に着くまでの間、数歩ですが多く歩く事で、日常の生活や外の喧噪、仕事等から気持ちを切り替える時間を作り、お食事と会話を楽しんで頂けたらと思いました。

壁の色は、日本の伝統色から選んだ消し炭色と白ツルバミ色。カウンターはオーク材、他はブナ材を使用。椅子と竹製ランプは日本製。


    
内部通路から入り口を望む。

若旦那が料理中にも、入って来たお客さんとアイコンタクトが出来たらと思いました。

トイレです。

実は、見えないのですが、今回で一番大きな工事が空調設備でした。写真は、工事時の足場がある時の物です。ジュネーブ市の最新の法規により、商業施設の中でも温かい食事をサービスするレストランは建物の最上階から排気をしなければならず、煙突は屋根の上まで伸びています。

東京校卒業生 まちだくみこ