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24 11月 2015

リクルート、保育園業務のIT化支援を開始

 リクルート住まいカンパニー(東京都千代田区)は東京都世田谷区内の認可保育園において、保育事業者の業務を省力化するアプリサービスを2016年1月から始める。
 保育士の離職率の高さにつながっている「仕事量の多さ」「労働時間の長さ」に着目。その原因として、手書き業務や紙ベースでの情報管理が挙げられることから、パソコン・タブレット端末を使った管理システムを開発した。
 次の3つの業務をIT化する。
(1)登降園の連絡・記録管理のオンライン化
 ・保護者のスマホアプリから遅刻・欠席・延長保育依頼を連絡
 ・登降園状況を一覧表示し、情報をリアルタイム更新
(2)保育スケジュール・職員シフトの自動作成
 ・登園から閉園まで、30分刻みで在籍園児数を自動表示
 ・時間帯ごとの園児数見込みから、必要な職員数を自動計算・表示
(3)請求書用データの自動作成(オプション)
 ・園児ごとの標準契約時間、登降園時間、食事実績等にもとづき保護者への請求金額を自動計算
 世田谷区は保育園数が多く、待機児童数が全国最多であることから、対象エリアとして選択。実証実験では、月10時間程度の業務負荷削減が確認できたとする。