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15 10月 2015

失敗したフロア② – コラム Adagio

 

前回の友人からの相談に答えるべく、あれこれとクッションフロアの見本帳を見ておりましたところ、
ペット用の強いクッションフロアを幾つも発見し、掃除しやすいシリーズをまずチェックして、柄や色と値段は友人に見て貰おうとじっくりと説明を読んだり、小さな実物見本を指でなぞっていましたら、そう言えば我が家もクッションフロアで、しかも表面が強くないので既にいくつか抉れていたのに思い当りました。

 うちは床面積がかなり狭いので、少しでも広く見せる為色は白。木目調で粗相をしても掃除しやすいクッションフロアでトイレと脱衣場、階段以外を統一しています。
最初の数カ月間はなかなか良い雰囲気にご満悦だったものの、ここ数年少し小さな問題を抱えています。
見本帳を見ていて、薦めるなら掃除掃除…と指でさーらさらとなぞっていると、これだ!!と思えるものがしっかりと存在していました。
犬でも猫でも粗相や排泄物を片して綺麗にする大切なポイントは凹凸がないこと。
 フラットであればあるほど手早く、清潔な環境に戻す事が出来る!
と、言う事でそのシリーズを幾つかチェックしつつ、我家の床の汚れがまさしくこのフラットではない部分にこそあると実感したのです。

 もしも、人間一人が暮らしているだけなら、我家のクッションフロアの木目調に沿った僅かな窪みも気にならなかったと思います。
 実際、自分で触ってみた当初はそこまで気にしてはいませんでした、
 今まで使ってきた畳やフローリングカーペットやタイルカーペットに比べればその凹みは浅くゆるやかで簡単に拭きとる事が出来そうに思えたのです。
 ところが、長い年月使っていると急いで片づけているうちに溝に入り込み拭きとりそびれた汚れが溜まり、気付くと歯ブラシや綿棒でごしごしとやらなければならない羽目になるのですね。
この地道な作業は、そろそろ歳のせいで視力も落ちてきた身としては余裕がある時でないと面倒なものです。
 次回、床を替える時(多分ないと思いますが)にはもう少し冒険しつつ、フラットな床にしようと反省しました。
 まだまだ生きている限りこれ勉強でございます。