14 10月 2015
アキュラ、職人技を活かした住宅を普及価格で
アキュラホーム(東京都新宿区)は10月16日、建具、左官、庭などの各分野で世界的に高く評価されている匠の職人技を採り入れた住宅「木和美(きわみ)」を2000万円台〜の普及価格で発売する。
組子細工の骨組に手漉き和紙を張ったオリジナル組子障子、左官職人によるダイナミックかつ緻密な作業の内外壁、数寄屋大工の手仕事、庭師による本格庭園や坪庭を住空間に活かすことができる。
「きわみ」には次の5人の匠が参加。職人技を求めやすい価格で提供できるしくみを整えた。
●左官職人/久住有生氏
3代続く左官の家に生まれ幼少よりコテを握り、23歳で久住有生左官設立。ドイツ、フランス、日本で左官技術を磨き、歴史的建造物の修復に携わる。代表作はシンガポールの高層オフィスMarketStreetTower内のエントランス大壁、竹中道具館新館、旧桜宮公会堂など。
●数寄屋大工/杉本広近氏
京都の中村外二工務店で10年修行した数寄屋職人。海外からのオファーも多い。東日本大震災の復興支援として神楽舞台を製作。早池峰神楽(ユネスコ無形文化遺産)公演などで使用されている。
●庭師/比地黒義男氏
京都・大原を拠点に国内外で庭園の設計・施工・管理を手がける。京都・鷹ヶ峯の光悦寺庭園露地および本藤廻り修復工事、ハワイ・マウイ島のグランドハイアットワイレア日本庭園レストラン、東京・八王子の禅東院庭園工事、北海道・帯広の六花亭露地庭園工事など。
●和紙作家/堀木エリ子氏
「建築空間に生きる和紙造形の創造」をテーマに2700x2100mmのオリジナル和紙を制作。和紙インテリアアートの企画・制作・施工を手がける。東京ミッドタウンガレリア、パシフィコ横浜、在日フランス大使館大使公邸のアートワークなど。
●建具職人/和田伊弘氏
3代続く建具屋を継承するかたわら、組子細工の製作を始める。平成22年には群馬の名工に選出。文化財修復技術の習得にも注力し全国伝統建具技術保存会に参加。群馬県知事賞、商工会議所会長賞など受賞多数。