最新のJAPANTEXはこちら

03 9月 2015

耐震改修促進する工法・提案手法が国交省の助成対象に

 国土交通省は9月3日、建設現場の省力化・効率化につながる技術開発を助成する事業の採択結果を発表した。木造住宅に関連した技術では、名古屋工業大学の井戸田秀樹教授による「既存不適格木造住宅の耐震化率を飛躍的に向上させる改修促進のための総合技術の開発」が新規で選ばれた。
 井戸田教授が提案するのは、2000棟以上の実績がある改修工法をベースに、汎用的で安価な工法を開発し、リフォーム工事を想定した合理的な設計・施工技術を提供するというもの。あわせて、古い住宅の所有者の改修意欲を高めるための説明ツールとして、住所と耐震診断評点から南海トラフ巨大地震時の住宅の予想損害額、避難確率などを提示するシステムも開発する。