最新のJAPANTEXはこちら

21 8月 2015

コロナの地中熱+空気熱ハイブリッドシステム、冷暖房が可能に

 コロナ(新潟県三条市)は来年1月、地中熱と空気熱を熱源に使うヒートポンプ式冷温水システム「GeoSIS HYBRID(ジオシスハイブリッド)」を発売する。これまでの暖房運転に加え、冷房が可能になる。
 外気温が高い/低い夏冬には温度が安定する地中熱ヒートポンプをメインに稼動して、空気熱ヒートポンプがアシスト。外気温が適温の春秋は効率のいい空気熱をメインに、地中熱でアシストするハイブリッドシステム。
 新工法の「パイルファイブシステム」の採用により、地中熱ヒートポンプの掘削深さを従来工法の半分(50m)にすることに成功。掘削費用を4分の1に低減できるとする。
 1セットで全館冷暖房が可能なため、室外機を複数台置く必要がないのもメリット。冷暖房端末としては冷温水輻射パネル、壁掛け冷温水ファンコイルユニットに、暖房端末としてはパネルコンベクター、ラジエータ、床暖房、温水ルームヒーター、ロードヒーティングシステムに対応する。
 
 50m掘削式の「HYS-AG08WX」は、冷房能力7.5kW、暖房能力8kWで76万円。