06 8月 2015
お部屋に彩りを
毎日暑い日が続きますね~。毎日もの凄い量の汗をかいているのに、ちっとも痩せないのが腑に落ちないところだけど、、これほどビールを飲んでいたのでは仕方ないか・・・。まぁ、美味しくビールが飲めているのは、体調が良い証拠!この調子で猛暑をのり切りたいものです。
今回はカーテンに色(有彩色)を取り入れる、というお話。
無機質でミニマルな「シンプル・モダン」。それはそれでカッコよく決まれば素敵なんだけど、一度それを体験すると、物足りなくなって変化を求めたくなるもの。スッキリ、シンプルをキープしつつ変化をつけるには、色(有彩色)を加えるのが、最も効果的です。
今回のお客様は、8年ほど前にカーテンとシェードを納めさせて頂いた方で、吊り替えを期に「色を加えましょう」という事例です。
ビフォアーの写
真が残っていないのですが、もともとはベージュ~グレー系のシンプルな無地系でまとめていました。
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トレンドを取り入れる事は、「今、最も多くの人が素敵だと思われるものを取り入れる」という事。それがヨーロッパのトレンドだと、日本に比べて少し先行しているから、耐用年数が長くなり、より長く「素敵」でいられるんです。今回の場合、何がトレンドなのかというと・・・、「麻素材」という事の他に、この色の着色方法にあります。
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アパレルでも最近多くみられる、「ボカシ」。グラデーションや絞り染めなども同じ類なのだけど、この曖昧さが新しいんですね。今までのスクリーンプリントではできなかった表現方法で、最近では、デジタルプリントや「スプレー・ダイ」と言って、スプレーを吹き付けて着色する方法などが用いられています。
これはまた更に新しい手法で、「ディップ・ダイ(dip dye)」と言って、染料に生地を浸して着色していて、繊維が染料を吸い上げる分だけ、ボカシのようなグラデーションが入るのが特徴です。
今回のお部屋は吹き抜けにある窓と縦に並んでいるので、上のシャープシェードとラインを繋げました。
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同じお部屋の腰窓には、同系色で同じ麻素材ながら、インパクトのあるジグザグ柄をシェードにして納めました。このジグザグ柄もトレンドのデザインパターン。その中でもこれは、フロントカットと言って、刺繍の糸を余らせて、それをわざわざ残す事で表面に変化を付けた独特の物。さっぱり仕上げた掃出し窓とは対照的に、色と柄とテクスチャーで、「デザイン」を盛り込みました。
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更に階段との間仕切りに使った生地は、白黒ストライプをチョイス。もうこれ以上ターコイズは不要だし、壁と同じ白に逃げるのではつまらない。そんな時には重宝するんですね。
どうですか?これらの組み合わせで、トータルでアーティスティックなデザイン溢れるお部屋に大変身。特別凝ったテクニックは使わずとも、組み合わせとトレンドを取り入れる事で、素敵に演出できるんです。
綺麗な色は、お部屋にも生活にも彩りを加えてくれますよ!
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