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05 8月 2015

芝浦工大「空き家改修プロジェクト」、東伊豆町の消防団跡地をシェアキッチンに改修

 芝浦工業大学(東京都江東区)の学生団体「空き家改修プロジェクト」は、静岡県賀茂郡東伊豆町稲取の住宅地にある地元消防団「第六分団」の跡地をシェアキッチン「ダイロクキッチン」へと改修するため、8月6日~8日、8月27日~9月4日(予定)の日程で作業を行う。同期間に集中的に作業を行い、9月中の竣工を目指す。
 「ダイロクキッチン」は、地域住民、観光客、学生など、この地を訪れるひとびとを「食」でつなぐシェアキッチン。1階部分には地場産野菜を栽培するデッキを設け、その場でまちの「食」を提供することができるなど、キッチンを中心としたアクティビティがまちへと広がっていくための拠点づくりを目指す。
 「空き家改修プロジェクト」は、全国的に増加している空き家問題を解決し、まちの活性化を目指す建築系を専攻する10人のメンバーからなる。昨年度は東伊豆町稲取の住宅地にある空き家を地域のコミュニティスペースへと改修。この活動が東伊豆町からも高く評価され、今年度は町からの補助金を得て、新たな場所の改修を行うこととなった。
 今後は協賛企業を募りながら、運用方法の検討などを同時に進める。学生発の取り組みが、全国的に抱える空き家の問題を解決するためのモデルとして広がることを目指す。