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06 7月 2015

日本気象、建設現場向け「お天気クラウド」機能拡充して提供

 日本気象(大阪府大阪市)は建設現場向けに開発した気象対策ツール「お天気クラウド」の機能を拡充して今年5月からサービス提供を開始した。10日先までの降雨予測や高層での風速予測など、建設、土木、施設管理の現場作業で安全対策に配慮した機能を追加している。
 「お天気クラウド」は2012年に竹中工務店の監修のもとで建設現場の安全施工やコストロス軽減への貢献を意識して開発した本格的な気象対策ツール。今回の機能拡充により、1〜3日先の降雨を1時間単位、4〜10日先を3時間単位で予測できるようになったほか、高層建設現場で利用者が設定した高度の風速予測にも対応する。予報エリアは住所番地レベル(1kmメッシュ)まで対応する。
 同商品はこれまで大手ゼネコン、建設会社、ハウスメーカーなど約1200の現場で導入されてきた。今後は建設現場だけでなく、ドローンを活用した作業などでの需要拡大も見込まれる。