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01 7月 2015

賃貸居住者の7割超が機能性に不満 LIXIL住研調べ

 LIXIL住宅研究所(東京都江東区)は、賃貸のアパートやマンション、公営住宅に住む全国の既婚女性750人を対象に、現在の住まいへの不満点や賃貸住宅を選ぶ際の必須条件について、5月28日から6月2日に調査した結果を公表した。現在住んでいる賃貸住宅の機能性について質問したところ、「不満点がある」が75.7%、「特に不満点はない」が24.3%となった。賃貸住宅の形態別に見ると、アパートに住んでいる人の不満が高く80.6%であった。
 現在住んでいる賃貸住宅の機能性について不満を持つ568人に、どのような点が不満か尋ねた問いで20%以上の比率となったものは、「上階の足音や声が響く」が27.5%、次いで「断熱効果が弱く、夏暑く、冬寒い」が24.8%、「風通しが悪く、湿気がこもり、カビがはえやすい」23.6%、「壁が薄いため、隣室や外の音がうるさく、室内の音も外にもれる」23.1%であった。上階の足音や隣室の音など、防音(遮音)に関わる項目が上位に入っている。
 賃貸住宅を選ぶ際の、選択の必須条件についの問いでは、「風呂とトイレは別室になっていること」が68.8%、「内装がきれいであること」が58.3%、「ベランダ・バルコニーがあること」が52.0%、「駐車場があること」が47.9%、「部屋の防音効果が高いこと」が45.5%が40%以上となっている。