30 6月 2015
有機的なライン
先日、上大岡駅の近くに新しくオープンするエステサロンのウインドウをデコレーションさせて頂きました。
通りに面している窓に掛けるカーテン。ナチュラルな素材感をベースに、ほんのりとした色味を組み合わせて、合わせるバランスにはオリジナルにデザインをさせて頂きました。
スペースの問題などから、フラットバランスをベースに、ラインの描き方を有機的に。実はこのデザインは、建築家でプロダクトデザイナーでもあるザハ・ハディドの描くラインが、インスピレーションの元になっています。ちょうど今、新国立競技場のデザインで話題になっているけど、それに関しては賛否両論ですよね~。彼女自身もUnbuiltの女王(デザインしても建設が不可能な設計ばかり)とか、わがままだとか、いろいろ言われているけど、彼女の描く独特な有機的なラインは、以前から大好きだったんです。
実はこれ、見た目以上に製作がめちゃくちゃ難しいんです。どう製作するか、打ち合わせを重ねて何とか実現できたけど、縫製所の高い技術が必要なんです。
その辺りは、数々の展示会などで特殊なデザインを作ってきた、日本一の実績を誇る縫製所の力があればこそ。さらに、いつも一緒にいろいろ作ってきている“あ・うんの呼吸”があったからこそ実現できた、とも言えます。高度な技術の作り手がいなければ“Unbuilt”になっちゃいますね。
タッセルにはフェザーをチョイス。
スペースの関係で、全体が入る写真が撮れないのが残念な所だけど・・・。横浜の上大岡駅の近くの方は、是非行ってみてください!
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