10 6月 2015
木造建築の可能性を広げる新構造材CLTが登場 – スマカチブログ
木造建築の可能性を広げる新構造材としてCLT(直交集成板)が注目を集めています。
CLTとは、挽板を繊維方向が直交するように積層接着した大型面材のこと。
挽板を直交集積することで「反る」「割れる」といった木材の欠点を解消し、
さらに鉄筋コンクリートに匹敵する強度を誇ります。さらに、厚みや幅があるため、
断熱性、耐火性、遮音性にも優れています。
ヨーロッパで生まれたこのCLTを構造材として用いることで、
より効率的に木造の中大規模建築を建てることが可能になります。
2016年度早期の実用化へ
新建材として注目を集めるCLTですが、現状では、日本でCLTを用いて建築物を建てるには、
建物ごとに特殊な構造計算を行った上で、国土交通大臣認定を取得する必要があります。
こうしたなか国土交通省と林野庁は合同で、2014年11月に
「CLTの普及に向けたロードマップ」を公表しました。
2015/6/10 住まい価値総合研究所 のコラムを転載しています。