08 6月 2015
【レポート】手漉き和紙研修会2日目☆ウィスコンシン大学 スタウト+3
こんにちは、クドウです
研修会も2日目に突入しました
まずは昨夕に煮熟をした楮を釜揚げ。
かるくアク抜きを行い、水より作業に進みます。
煮熟により柔らかくなった楮の皮に残る傷や芽など塵となる部分を取り除く、という作業です
慣れない作業は腰にきますねー
お昼までに終るかしら…と思っていたのですが、皆さん手際が良くて昨日からどんどん作業が前倒し出来ています
「近頃の若い者は…」とかいう言葉がありますが、アワガミに研修にくる学生さんはみんな真面目で熱心で可愛らしいんですよー
順調に水よりも終了したところでランチタイム
続いて午後は打解に進みます
晴れてたら外でしたかったところですが、あいにくの雨天につき館内でパカパカ パカパカ パカパカ パカパカ。
アルカリによる煮熟で繊維同士をくっ付けている物質を溶かし出された状態の楮の皮は、打解により衝撃を与えられる事で、1本1本にほぐれるのです
これも順調に進行ー
優秀ーーーー
みんながパカパカしていた本日、手漉きの現場では西川さんが何やら皮剥ぎ。
まだ青皮が青々としているのは雁皮ですねー
雁皮は栽培が難しいため山野に自生しているものを生剥ぎして皮の収穫をするそうですが、これは剥いでまだ日がさほど経っていない状態なのでしょうか。
いつもももっと乾いた雁皮しか見た事がなかったので、珍しくてパチリ
そして作業はトントン進み、ブレイクタイムからいきなり理事長の講義に突入し
その流れのまま、紙漉きのデモンストレーションが始まりました
何名かには実際にトライしてもらいました
初めてなので手が慣れるまでは少々ぎごちないですが、すぐ慣れるハズです
明日からはいよいよ全体で紙漉きがスタートします
お疲れさまでした
……と言いたいところでしたが、体力を使った本日は夜もセミナーがあったんですねー
皆さんの宿まで追いかけていき、夕食後に集合です
(アワガミは働くのもなかなかハードですが、研修生にも容赦ありません)
これまでの復習と予習
そして紙に使われる繊維と紙の保存性についてを、ざっくりとワタクシから約1時間お話させてもらって、ようやく本日の研修は終了です
今日は皆さんよく寝れそうだということです
続く