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08 6月 2015

床下の空気を循環させ、快適な温湿度を保つ新工法

 各室に配置したパイプファンが室内の温湿度を一定に保とうとすることで、夏涼しく冬寒くなりにくい住まいを実現する新工法「オートエアサイクル工法」が登場した。開発はホームリサーチ(愛知県東海市)。
 マイコンが、温度・湿度を感知して各室のファンを自動制御。夏は外気温が上がり始めるとファンを自動運転して床下の冷気を、冬は深夜に床下の暖気を廊下や押し入れ、クローゼット、玄関を含む室内に送り込んで循環させて住宅内の温度・湿度を一定に保つ。
 床、壁、天井を流れる空気が断熱シールドの役割を果たすため、外部の影響を受けにくくなるとする。
 また、住まい手の暮らし方に合わせてウェブ上で簡単に稼働サイクルの変更が可能。
 強制スイッチを押すと8台すべてのファンを稼動。焼き肉の後などに、家じゅうの空気を約40分で入れ替えるため、窓開けよりも効率的に換気できる。
 価格目安はファン8台セットで35万円程度[制御マイコン(29万8000円)、市販のファン(2980円x台数)、温湿度センサー(9000円x台数)]。