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07 5月 2015

大和ハウス、城下町や宿場町に調和する伝統的賃貸住宅を発売

 大和ハウス工業(大阪府大阪市)は5月8日、町並み規制の厳しい城下町や宿場町などの景観に調和する伝統的賃貸住宅を発売する。また、2階建和風賃貸住宅商品「セジュールウィット 京和風」も同日発売して賃貸住宅商品ラインアップを拡充する。
 伝統的賃貸住宅は、自然素材「土・木・紙」を採用した在来工法の賃貸住宅。外装に漆喰の塗り壁や土壁を採用し、屋根には三州瓦や淡路瓦を使用。数寄屋風の切妻屋根や入母屋、防火壁のうだつなどの外観によって、歴史的景観への調和を図る。内装には、畳、ふすま、障子などの建具を採用し、構造軸組材には国産材を活用する。
 金沢市や京都市などに多く見られるような間口が狭く奥行きが深い短冊形の敷地や、1階を酒屋などの店舗とした店舗併用型賃貸住宅にも対応する。店舗併用型賃貸住宅では約60cmの横架材を採用することで広い間口を実現する。
 同日発売の「セジュールウィット 京和風」も、化粧妻飾り、窓前格子、和形瓦などを採用することで、居住空間の細やかな部分にも日本建築の技法や意匠を取り入れた。