最新のJAPANTEXはこちら

01 5月 2015

受注単価向上・設計標準化に効果、地域工務店ら対象に「設計チーム」連続講習会

全国で木造住宅に特化した住宅設計を手がける傍ら、地域工務店向けにモデルハウス設計、商品開発、経営プロデュースまでを取り組むrengoDMS/連合設計社市谷建築事務所(東京都千代田区、戎居連太代表)は5月から、設計チームを経営の強みにするため社内設計士育成や組織的に設計業務をおこなう「設計チームの」構築の手法を学ぶ連続講座を順次開講する。地場の住宅会社や工務店が対象。
 開講は3講座。 まずは導入として経営者・経営幹部向けに「経営者のための設計講座」を5月13日に開催。連合設計がこれまで支援してきた住宅会社・工務店への支援実績をもとに、「設計チーム」の重要性に注目。社内設計士や組織化した設計チームを有効な武器として育成し、収入源にしていく手法を学ぶ。
 続いて住宅会社・工務店勤務者を対象にした講座「企業設計士の育成」を5月〜8月まで3回シリーズで開催。住宅会社・工務店における企業設計士の重要性に注目し、社内での設計士の育成手順、組織的に設計する「チームプラニング」の習得、高単価受注を実現する提案力・コストプラニングなどについて学ぶ。
 さらに10月からは、設計事務所やハウスメーカーに所属する若手設計者や学生を対象にした講座「住宅設計ビジネスでの成功」を3回シリーズで開催。書籍や雑誌などメディア露出による知名度を頼りにしたビジネスから脱却した営業構造の構築法や、独自の設計手法や技術を核にした「パーソナールブランディング」、住宅設計に欠かせない「プロダクトデザイン」などを学ぶ。
 同社ではこれまで工務店支援をするなかで、設計士とインテリアコーディネーターが分離している現状や、社内の各設計者の業務に交流がないことの非効率性を感じていた。これに対し同社が早くから1棟を組織的に設計する「設計チーム」の構築を導入することで、社内の優秀人材の発掘、受注単価向上、設計の標準化など、実績を得られているという。
 会場はいずれも東京都千代田区にある同社事務所。講習内容について詳細は同社HP(http://school.rengodms.co.jp/)または電話(03−3261−8286 担当:矢崎氏)にて。