24 4月 2015
インテリアプランナー資格制度、来年4月から受験資格など変更
建築技術教育普及センター(東京都千代田区)は来年4月からインテリアプランナー資格制度を変更する。リフォーム、リノベーションの需要が拡大する一方で、高齢化などにより既資格者の登録更新率が減少傾向にあることから、制度の見直しを図るとともに、若年層を中心に受験者の増加を促す。
主な変更内容は、(1)従来11月に一体で実施していた学科試験と設計製図試験を分離し、学科試験を6月、設計製図試験を11月に実施(2)受験者の年齢制限を撤廃し、学科試験の合格者には「アソシエイト・ インテリアプランナー」登録の資格を付与(3)インテリアプランナーの登録に必要な実務経験年数の短縮(4)受験者が学習しやすい環境の整備と受験手数料引き下げ、など。
制度変更後の受験資格については、年齢制限を撤廃することで学科試験の受験機会を20歳未満の若年層に広げる。設計製図試験については、学科試験を5年以内に合格した人に絞り込む一方で、アソシエイト・インテリアプランナー登録者と建築士(一級・二級・木造建築士)の受験者に学科試験免除の優遇を設ける。
設計製図試験の出題内容では、新たにリフォームやインテリアエレメントのコーディネートなども対象となる。