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15 4月 2015

壁、床の解体不要 木造耐震改修の新工法 LIXILが開発

 LIXIL(東京都千代田区)はこのほど、高強度の繊維を素材とする木造住宅向けの耐震改修工法「アラテクト」を開発した。壁や床、天井を壊さずに施工でき、コストを一般的な耐震改修の約2分の1に抑えた点が特徴。耐震改修技術をもつ工務店などを通じ、工法を普及させる方針だ。
 アラテクトは「壁の補強」によって耐震性を向上させる工法。防弾チョッキや橋脚の補強に採用されているナイロン系樹脂「アラミド繊維」を素材とする。既存の壁などを生かすことで、産業廃棄物の処理など解体に係る費用をカットした。同社主催の技術講習を受講した事業者に対し、工法を含めて施工材料一式を順次販売する。