13 4月 2015
製材・木材加工工場「ソヤノウッドパーク」完成、合理化で海外展開可能な競争力
征矢野建材(長野県松本市)が事業主体で建設を進める信州F・パワープロジェクトの製材・木材加工工場「ソヤノウッドパーク」が完成、関係者ら300人が出席し竣工式を4月10日開催した。
完成した施設は、県内初の集中型木材加工工場で、アカマツや広葉樹を主体に、年間10万立方メートル(最大30万立方メートル)の製材を行い無垢床材を中心に生産する。
工場は最新鋭のIT技術を活用した機械化システムで省力化と生産性を両立させた。
原木選別機や製材工場はレーザースキャンにより径級や木成りを判別・仕分けする事で少数のオペレーターで運営が可能。
床材加工工場は製材した材料を分速200メートルの超高速でカメラスキャニングし、割れなどの欠点や寸法を検知、自動でグレード分けし仕組み作業を進めフィンガージョイントした加工製品を完成出荷する。
式典後の会見で同社の櫻井秀弥社長は「合理化を図り世界で勝てる形をつくり、内装材を国外にも売り出していく」と話した。