03 4月 2015
インテリアを考える…日。 – コラム Adagio
今月の10日はインテリアを考える日ですね。
日々インテリアに携わっている方々には今更・・な日ではありますが、一般的に浸透してきているか?と周囲を見回すとまだまだと言えます。
そもそもこのインテリアの日は何を目的に作られたのか?と考えてもどうもよくわからないのが現状です。
折角なので、どんどんキャンペーンをしてメーカーから小売店まで、市民にインテリアを考える日を特別な日として知ってもらおうとしている様子が殆ど見られないのですから、インテリアに興味がある業界以外の人の意識に根付かないのも無理はありませんね。
折角の記念日なのに勿体ない事です。
この点、菓子類のメーカーやスィーツ業界の貪欲なまでの取り組みは素晴らしいものがあります。
クリスマスやヴァレンタインは当たり前ながら、最近ではひな祭りや子供の日もお菓子にケーキが定着し、ここ数年では恵方巻にまで見事に食い込んで市民権を会得しつつあります。
恵方巻に関しては関東近郊ではあまり馴染みのない風習でしたので、恐るべき速さと言えます。もっともこちらは全国で展開しているコンビニエンスストアやスーパーなどの積極的な販売促進が大きな原動力となっているのは否めません。その点、全国規模での統一展開が殆どないインテリアでは難しいのかもしれませんが、建築物は日本全国に点在しているのですからそれを考えれば建物の中身である「内装」をもっと気軽で身近な物に出来ないか今一度考えてみては如何でしょう?
もしかして、インテリアを考える日は、実は私達に対しての言葉であるのかもしれませんね。