30 3月 2015
顧客の心をギュッとつかむ手描きスケッチ講座
手描きスケッチパースの集中講座開催します。
20日間で手描きスケッチをマスターする
新建ハウジングでは、プレゼン・打ち合わせ時のコミュニケーションツールとして役立つ手描きスケッチパースのスキルを高める講座を開催いたします。講師は藤田享氏。初級者が基礎から学び、1点透視法による手描きスケッチパースをマスターするための集中講座です。
ここまで描けるようになります。
過去のスケッチ講座参加者の作品と声はこちらをクリックしてください
【概要】
日 時:5月19日(火)~6月9日(火)までの毎週火曜日
午後コース●14:00 ~ 16:00
(5月19日、26日、6月2日、9日)の全4回(120分/回)
夕方コース●17:00 ~ 19:00
(5月19日、26日、6月2日、9日)の全4回(120分/回)
定 員:12名(各コース)
受講料:24,000円/名(全4回)(新建ハウジング購読者以外は36,000円/名)
会 場:千代田区紀尾井町(麹町駅徒歩5分)
定員に達し次第、申込を締め切ります。
【以下、講座の紹介です。】
訴求力が高い「絵」=「パース」
図面ではイメージができない
「顧客(施主)の心をギュッとつかむ」。そう考えてみなさんも日々奮闘しながら、そのノウハウを各自・各社なりに蓄積されているものと思います。受注を獲得するためには「提案」をし「伝え」なければはじまらない、すでにご承知のことでしょう。
では、その「提案」をどう顧客に「伝え」たらよいのでしょうか。
一番手っ取り早く訴求力があるのは「絵」です。つまり、どのようなアイデアを持った空間になるのかという絵=パースです。
顧客は、図面を見せられても理解できません。平面図を見せられて「この部屋は○帖あって、この○帖の部屋とこのようにつながっています」と説明されても、「はい。そうですかぁ」と答えてはいますが、実際の空間をイメージできているかといえば果たしてどうでしょうか。
手描きパースのさまざまな効果
対話を生み出す表現力
パースと言えば現在はCGパースが主流ですが、ここに来て「手描きパース」の良さが見直されてきているように感じます。手描きパースには、よく言われているあたたかさがあり、親しみがあります。顧客が“入りやすい”表現ツールだと考えます。
特に、プランやデザインを手掛ける者が自分で描く手描きパースは、提案個所や内容を十分に把握しているので、おのずからとてもわかりやすく訴求力のあるものになります。
また、提案について顧客に説明している中で「この絵のこの部分はどうなっているの?」と具体的な話を投げかけられることがありますが、その場合も顧客の前でコーナーパース(部分パース)をササッと描いて「このようになりますが、いかがでしょうか」と説明できます。
これによりコミュニケーションが生まれ、顧客の信頼を得てゆくことができるわけです。
アイデア・スキルを高める
一方、プランニングやデザインに煮詰まった時などは、一度手描きでラフパースを描いてみると、案外気づいていなかったことや意外な空間性が見えてきて“アイデアエスキース”のツールとしても活用できます。
このように手描きパースは、単なるイメージや完成予想図(絵)ではなく、顧客への訴求力をアップしコミュニケーションツールとして十分な働きをするものです。プランナー・デザイナーなどのクリエーターにとっては、自分を客観視できるスキルツールでもあります。
描く楽しさを感じよう
この講座は「手描きパースの初級編」という位置付けにし、今までパースを描きたいと思っていた方や、何かスキルを身に付けたいという方を主な受講対象者とさせていただきました。初心者の方でも講座を終える頃には「描ける!」という喜びが得られ、描くことは楽しいと思ってもらえるような実践型の講座にしたいと思っています。ぜひこの機会にご参加いただき“表現する楽しさ”の幅を広げてください。
さらなるスキルアップも
また今回のワークを通して「もっと描けるようになりたい!」と思われた意欲溢れる方は、筆者が主催・運営している「プロのための手描きスケッチパース通信講座」を引き続き受講されると技術が定着してゆくでしょう。ぜひこちらのホームページもご覧ください(http://sketchpers.net/)。
藤田 享
アイシーオープロジェクト
2008年より「プロのための手描きスケッチパース通信講座」を故渡辺和子氏と共同で立ち上げ。現在、通信講座のみならず定期セミナーや出張セミナーなどを通じ全国に受講者(修了者)がいる。「学ぶより真似よ」「習うより慣れよ」をモットーに手描きスケッチパースの魅力を伝え、技術のみならずアイデアエスキースやプランニングにも役立つ実践型パースの描き方を伝えている。「プロのための手描きスケッチパース通信講座」