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06 3月 2015

桧家ホールディングス グループによる一貫体制で低コストで快適な高齢者施設を実現 – オンライン記事

<桧家ホールディングスは神奈川県厚木市に高齢者施設「唯の郷 愛甲石田」、「唯の郷 愛名」を開設した。グループ4社が連携することにより、建設・運営コストを抑えながら快適な住環境を提供する施設を実現。今後、高齢者施設を年間4棟ペースで拡大していく方針だ。>

 首都圏を中心に注文住宅事業などを行う桧家ホールディングスは神奈川県厚木市に高齢者施設「唯の郷 愛甲石田」、「唯の郷 愛名」を開設した。桧家ホールディングスが供給する初の高齢者施設でありながら、同ホールディングスが建築から運営まで手掛けていく。

 同施設の建築・運営にあたり、桧家ホールディングスのグループ4社(リビングケア、日本アクア、桧家住宅三栄【現在、桧家住宅東京】、桧家リフォーミング)の力を結集。グループの総合力により、イニシャルコスト・ランニングコストを低く抑えながら、高い省エネ性能を実現する仕組みを構築した。今回、桧家住宅三栄が建物施工を、桧家リフォーミングが外構工事を、日本アクアが気密断熱工事を担当。グループによる一貫施工体制により、間接経費をカットし建築コストの削減を図った。

まるごと断熱でコストと健康にメリット
 一方、高い省エネ性能を実現するために、日本アクアが現場発泡断熱材「アクアフォーム」を使用した気密断熱施工を実施。「アクアフォーム」については、高い省エネ性能を特徴とする桧家住宅の注文住宅で欠かせないものとなっている。今回、高齢者施設でも「アクアフォーム」を施工することにより、高い省エネ性能を実現し、ランニングコストの削減を図っている。冷暖房費を従来の高齢者施設の4分の3程度に抑えられるという。

 運営面からもランニングコストの削減を図る。桧家ホールディングスは昨年10月、介護事業を手掛けるリビングケアに出資、後に子会社化した。リビングケアは比較的小規模な高齢者施設を神奈川県で運営。低価格ながらも手厚いサービスを提供する点を特徴としている。