09 3月 2015
(一社)温熱環境研究所 ゼロ・ワン・ハウスプロジェクトを開始 豊富なメニューでZEHに取り組む工務店をサポート – オンライン記事
<(一社)温熱環境研究所(駒形直彦代表理事、東京都港区)は、ゼロ・ワン・ハウスプロジェクトを開始した。住宅の快適性、省エネ性の向上に寄与する豊富なアイテムを揃えることで、ネット・ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)に取り組む工務店や設計事務所をサポートしていく。>
(一社)温熱環境研究所を通じて省エネアイテムを提供しやすく
ゼロ・ワン・ハウスプロジェクトの立ち上げには、駒形氏が代表取締役を務める駒匠の取り組みが関係している。駒匠は、約18年前に「CCF STYLE」という「床下冷暖房+全館空調システム」を開発した。CCF STYLEの仕組みは、ルームエアコンと同じ。ヒートポンプ式であるため、エネルギー効率が高く、光熱費やエネルギー負荷を抑えつつ、快適性を向上することが可能だ。ただし、単体のエアコンと大きく異なる点は、冷やし、温めた空気をダクトを経由して住宅の隅々にまで送り届け、家中の空気を循環し続けること。これにより、居室以外にもトイレや、洗面所、ホール、廊下などを含めた住宅全体の温度差を緩和し、快適性向上に寄与する。
駒匠では工務店ネットワークを組織し、このネットワークを通じてCCF STYLEの普及拡大を図っている。
また、駒匠では、CCF STYLEに加えて「ホウ酸防蟻システム」「ヒート・バリア構法」「ヒートテックパネル」「ダクトレス蓄熱型熱交換換気システム」「マイナスイオン空気清浄システム」といった様々なアイテムを開発し、工務店ネットワークの会員にのみ提供してきた。
だが、ここにきてこうしたアイテムを単体で採用したいという問い合わせが工務店ネットワークの会員以外からも増えてきていた。
こうした中で、今回立ち上げたのがゼロ・ワン・ハウスプロジェクトである。そこで、(一社)温熱環境研究所を通じて「ホウ酸防蟻システ厶」などのアイテムをひとつずつ提供できる仕組みを整えた。
(一社)温熱環境研究所では、今年度中に、ZEHの実現に向けて不可欠な創エネルギーシステムの供給も開始する予定。