21 2月 2015
チェアカバー
ヨーロッパから帰国後、新聞の原稿の締め切りに追われたり、セミナーの資料作りなどで、寝不足続き。通常業務に加えてだから、時間に追われまくっちゃってます。で、引きかけていた風邪が良くも悪くもならないまま、ぐずぐずと引きずって・・・。皆さんは大丈夫ですか?
今回はたまに依頼を受ける、ダイニングチェアのカバーの製作について。
椅子張りが古くなったら、当然中のウレタンもヘタっているので張り替えつつウレタンも交換するのが一番良いのだけど、新しい椅子の汚れ防止、となるとカバーを作る事になります。今回はその一例を。
これは椅子のサイズを正確にとって作っていて、背のある後ろ側は開いています。元の座面の生地も今回作ったカバーの生地も滑りにくいので、ヒモなどで固定しなくても、被せるだけでOK。もしすべりやすい生地だったら、ヒモかマジックテープなどで固定する必要があるけど、何も付けない方がすっきりしてるので、できれば付けたくないところ。
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こんな感じで作っていて、縁は同系色のバイアステープで縁取り。
ちなみにこのイエローの方の生地は、イギリスの地下鉄で、1960年代の後半から実際に椅子に張られていた生地を再現したもの。ピンクとグレーの千鳥格子は、同じイギリスのメーカーの新しい生地。これを2脚ずつ、4脚を交互に配置します。椅子張り用の生地だから、当然耐久性もかなりあり、デザイン的にも自由に遊べて楽しめます。
ただ、この形で作るにはいくつか条件があって、一つは座面を上から見て四角形でないと作れず、丸型や角がはっきりしないような形だと、この形で作る事が難しいんです。でもそんな時は、他のスタイルをご提案するからご安心を。
他にも、座面のクッションが柔らかくて厚みがかなりある場合は、座る度にずれていくので、それもまた難しい。
でも大概の形だったら何とかなるので、先ずはご相談くださいね!
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