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21 9月 2014

マイブームはリサイクルと相変わらずの断捨離 – コラム Adagio

 

我が家には常に段ボールが溢れています。

元々、気軽にスーパーなどで買い物ができない私は殆どの物を通販で買う事になるので、

頼めば頼むほどに段ボールや発送用の箱が溢れてくるのは当たり前なのですが、これは必要ないだろう、というものにまで箱を使うのはやめてほしいといつも思います。

注文の際の備考欄に袋梱包でお願いします、と書いても5回に1回程度にしか袋梱包で送られてくることはありません。

 靴を買えば靴の箱が、定期購入している基礎化粧品は毎回決まった箱が、古本を買えばやはり店名の入った小ぶりの段ボールが、何より大切な犬のトイレシーツに至っては、私が梱包されてしまう大きさの段ボール。更には毎月3000円前後の自分の物を買う通販会社は、それが例えチェニック一枚だとしても特徴のある箱で送りつけてくる為、これが過剰梱包でなくて一体何なのだと思う程です。

 以前文庫本数冊でそこにパッキングされて70%以上が空きとなっている段ボールが届いた時には電話で文句の一つでも言おうか、と真剣に考えました。

 毎月買えば買うほどたまる段ボールの数々、ついでに、袋で充分なのに無理やり箱にするせいで余った部分にやたらと詰め込まれている緩衝材ももれなく付いてくる為、毎月毎月のごみ捨てがとてもストレスになります。

大きい箱はとりあえず畳んで資源ごみに出しますが、小さい箱などは破いたり踏んづけたりして普通にごみの日に出します。

それでも次から次へとたまる大小の段ボールやら化粧箱は尽きず、狭い家故、畳んでも置いて邪魔にならない場所がないのがまた頭痛の種です。

これでは断捨離の前に段ボールをどうにかしないと会談の上り下りもまともにできなくなります。。

 そこで、最近は定期的に送られてくる品物の箱や化粧箱の類を、衣服などの仕分けや、決めた物を入れる為の箱にしようと思い立ちました。

幸い、ショールームの裏や倉庫に行けば、使い道のない半端な壁紙が文字通り捨てる程あるわけです。

壁紙用のボンドというのも普通に文具として販売されているのもラッキーで、ついでに集めていたマスキングテープやポイントのプレゼントなどで送られてくる色紙のメモ500枚セットなど使える物は山程あります。

同じ型や大きさの箱はそれぞれ用途を大まかに決めて、数個たまったところで壁紙を貼り付け、マスキングテープで飾り、自分好みの箱へと作り変えていきます。

不思議な事に、そうして1つずつ外装を変えた箱にするだけで、今まではごみとしてストレスの一因になっていた箱や段ボールがオシャレな収納用品に見えてくるのです。

時には蓋の代わりにカーテンの生地を被せるように糊付けしたり、内側にも清潔さを求めたい時にはこれまた通販で購入した撥水性のシートを使ったり、中々そういう工作も面白いものです。

壁紙は必ずしも壁に張らなくてはらない物ではありませんし、カーテン生地は必ず窓辺で使わなくてはならないものでもありません。

伸縮性や反り返りなどを気にしなくてはならないような物を作るわけでもないのです。

飽きたり、汚れたり、破けたりしたら捨てればいいという感覚で気楽につくれば色々な使い道があり、色合いなども統一された見場の良いインナーボックスなどを作るのも簡単です。

よく、100円均一ショップの物を意外な形で利用し、組み合わせて目から鱗な物に変身させる本などが出ていますが、提示された名前や用途にとらわれず自由な発想で自分の使いたい形を作るのもインテリアの視野を広げるのに役立つのではないかな、と最近しみじみと思います。