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08 8月 2014

空中庭園

こんにちは。ガーデンプランナー科のDです。
毎日暑い日が続いていますね。もう少しで夏(お盆)休みです。1週間だけですが・・・
先週くらいから Summer time を取り入れています。早寝早起きしているだけなのですけどね・・2匹のニャンコ も、もれなくついてきます。 =^_^=
私の家は横浜なのですが、裏に山があって虫の音や鳥のさえずりが心地よいのです。今は朝夕ヒグラシが鳴いています。いいですよねぇ。見た目はセミなのですがね。朝明るくなってくるとジージーとアブラゼミに替わります。もう少しするとニイニイゼミも鳴き始めます。(ニイニイゼミが一番朝寝坊さん?)
今日も暑くなりそうです・・(今まさにその時間帯)

鳥や虫の声を聞いていると、数週間前に観た番組を思い出します。
草刈正雄さんがナビゲーターをしているNHKの「観賞マニュアル美の壺」という番組です。この番組は暮らしの中に隠れたさまざまな美を紹介しています。
その回のタイトルは「空中庭園」でした。タイトルを見ただけで興味をそそられました。吉祥寺や恵比須、大手町などの屋上庭園や大阪のショッピングセンターを紹介していました。大阪の「なんばパークス」は現代の「バビロンの空中庭園」に例えられていました。
そして「アクロス福岡」!本当に驚きました。
日本にこんなスケールの大きい屋上緑化があったなんて!

まずは、こちらが正面(右)とサイド(左)の写真です。このビルはコンサートホールや国際会議場、オフィス等を備えた複合施設です。高さ60mで13階建てです。そして、裏側は・・・

まるで「ラピュタ」みたいですよね。
下は広い芝生のグランド(公園)になっていてそこから山がそびえ立っているように見えるのです。アクロス山には階段で頂上まで登ることができます。

途中、池や滝もあります。

木々が大きくて、ここがビルの上だなんて思えませんよね。
1995年に3年間かけて完成しました。当初苗木は小さくコンクリートがむき出しで、無骨な姿だったので地元の人々は失望したそうです。ここは元県庁舎が建っていた場所で、市民は跡地には緑の公園を希望していました。

これが完成当初のもの。でも、これだけ植林するのは大変だったでしょうね。
この庭園を手がけた造園家の田瀬理夫(たせみちお)氏の発想は・・・
ビル全体が緑で覆われて山のようになる。その山は、福岡の他の山々に自然に植わっている木々で覆われている。一つの山を育てる。というものでした。
この計画は60年先を見据えているのです。当初76種類だった樹木も野鳥などの助けもあり、今では200種類近いと言われています。
基本的に手を加えないそうです。階段にはみ出した枝を剪定するくらいです。
今、まだ19年しか経過していません。これから先の姿が楽しみです。
この建築は植物が年々成長して豊かになり、価値が出てくる。時間を味方にする建築だと田瀬さんはおっしゃっていました。明言ですよね。
九州は遠いですが、是非行ってみたいです。
私たちガーデンプランナー科は8月末から屋上緑化の授業が始まります。興味深く学べそうです。

今週末(8/2)に3回目のプレゼンテーションがあります。大変です。色々製作中です。

油断すると、このとおり・・・(―_―)!! この後もう1匹も同じことを・・・

今回はうまく伝えられるように、原稿(カンペ)を作ろうかと思っています。

東京校ガーデンプランナー科 “D” (女性です)