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30 5月 2014

ファブリックパネル

早いもので、新しい事務所兼自宅に引っ越してから、1年半が経ちました。
気が付いたら日々の仕事に追われ、自宅の未完成部分がそのままになっていました。「デザインを考える」のは、事の他時間とエネルギーが必要で、常にいくつかのオーダーを抱えている以上、お客様優先になるので仕方がないですね。

ボクが所属しているコーディネーターのプロ集団「インテリア・スタイリングプロ」の年に1回の総会が6月18日に開催され、外部の関係者を含めて150人ほど集まります。そこで「デザイナーたちの自宅を紹介します」という企画があり、5人がそれぞれの自宅を紹介するのですが、その内の1人になってしまいました・・・。

はじめは軽い気持ちだったのだけど、他の4人の家は大豪邸だし、自宅は未完成で、まだ仮のカーテンが掛かっているところもあるくらいだし、ここに来て大慌て。5月も中頃を過ぎたあたりから時間的に少し余裕ができてきたので、まぁ、良い機会だから一部だけでも仕上げに入ろうかな~、っていう感じで少しずつ手を入れ始めました。

そんな感じで、昨日届いたのが、リビングに掛けるファブリックパネル。

IMG_5738.jpg

ポスターの様だけど、これは綿100%のカーテン生地で、’60sのシネマがテーマになったプリント生地なんです。それをヴィンテージ・ゴールドのフレームで仕上げました。ポスターだったら何てことないんだけど、これがカーテンの生地だってところがミソ。

「Conversation piece (カンバセーションピース)」と言って、インテリアには、「ゲストとの会話のきっかけになるもの」という重要なもう一つの役割があります。本来は名作の絵画や彫刻なんかが用いられるところですが、何だって良いのです。ボクは普段、カーテンでその役割が果たせるようにご提案する事が多いのですが、要するにゲストの目を引き、それに対して、オーナーがこだわりやストーリーをちょっとだけでも話せるようにすること。それって素敵じゃないですか~。

今回はポスターじゃなくてファブリックである事で、「へぇ~、こんなカーテンもあるんだね」とだけでも言ってもらえたら、それで十分。

IMG_5740.jpg

もちろんカーテンとの相性もバッチリ。

このパネル、ご依頼があれば同じ物も作れるし、他にも色々作れるので、ご希望の方はお問い合わせくださいね。お部屋の写真を頂いてこちらから提案したり、メールでやり取りして作っていく事もできるので、地方の方もお気軽に!

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