中古マンションの市況予測 潮目変化の前に「兆候」あり 東京カンテイ
東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、中古マンション市場での「潮目の変化」の予測に関する調査結果をまとめた。価格高騰期を判断する材料を提供するのが狙い。調査を通じて、価格がピーク(最高値)を迎える前には、流通戸数の増加や価格改定(値下げ)の割合が拡大するといった兆候があることを数値的に示した。
東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、中古マンション市場での「潮目の変化」の予測に関する調査結果をまとめた。価格高騰期を判断する材料を提供するのが狙い。調査を通じて、価格がピーク(最高値)を迎える前には、流通戸数の増加や価格改定(値下げ)の割合が拡大するといった兆候があることを数値的に示した。
帝国データバンクの調査によると、4月の景気DIは前月比0.5ポイント減の45.3となり、4カ月ぶりに悪化した。
食料品価格の値上げなど個人消費を下押しする要因が多く表れたほか、人手不足に伴う人件費上昇が企業のコスト負担を高めている。また、公共工事の低調が悪材料となった。帝国データバンクでは、「今後の国内景気は、一時的な落ち込みはあるが、円安水準の継続による輸出拡大などで緩やかに改善する」としている。
業界別では、「建設」「製造」「小売」など10業界中7業界が悪化した。「建設」は、予算執行の端境期に統一地方選も重なり、官公庁の発注が遅れ、公共工事が低調となった。
「不動産」は、前月比横ばいの48.8。調査対象企業の声としては、「投資用不動産の動きがやや活発になっている」「荷動きが悪いため、仕入れをストップしている」という見方があった。
エヌリンクス(東京都豊島区)は5月1日、インターネットのチャットを利用した不動産サービス(チャット不動産)「家AGENT+」(イエプラ)による対応エリアを従来の都内23区から全国に拡大した。同社のチャットスタッフがすべてのエリアの物件について、朝9時30分から深夜0時まで営業対応する。
「イエプラ」はチャットを通じて不動産のプロとやり取りし、要望に応じた物件の情報をEメールで受け取れるサービス。気に入った物件があれば、取り扱い不動産会社に連絡をとって実見できる。チャットによる相談から物件の紹介まですべて無料のサービスとなっている。
同社は今回のサービスエリア拡大を機に、大幅なチャットスタッフの増加、サイトの利便性向上を目指す。今年6月には、スマホアプリを配信する予定。また、夏には試験予定の不動産ネット取引に向けて、品質向上やサイト改修などを進めていく考え。
朝日住まいづくりフェア実行委員会(東京都渋谷区)は、6月5日~7日の3日間、 東京・有明で開催する「朝日住まいづくりフェア2015」で「健康住宅パビリオン」を新設する。
健康志向が高まる中、住宅においても健康で快適に暮らせる空間づくりが強く求められる傾向にある。同パビリオンでは、自然素材や健康効果が期待できる新技術・新素材、サービスなどを扱う企業が集まり、健康で快適に暮らすたえの住まいの提案を行なう。
事前にウェブ登録をするか、招待券を持参すると入場料は無料。ウェブ登録は、ホームページにて。
野村不動産アーバンネット(東京都新宿区)は、子育てと住まいを考える情報サイト「ノムコム with kids」で行った、 第1回アンケートの結果を発表した。調査期間は1月29日~2月9日で、ノムコム会員子育て中の男女を調査対象とし、有効回答数は393人。
今回は現在の住まいの満足度、 子育て視点からの住まい選びについて調査。子育てのしやすさの視点で現在の住まいの満足度を聞いたところ、満足している人が62.6%に上った。賃貸のマンション・アパートに居住中の人より、持家マンションに居住中の人の方が、33.1ポイント満足している人が多かった。
「子育てを考慮して住まい選びをしたいですか」との質問に対しては、「はい」と答えた人が85%と高く、未就学児と小学生のパパ・ママからの回答では、いずれも90%を超えた。子育てを重視して住まいを選ぶ際に、重視する住環境では、「治安が良い」が71.2%と最も高く、小学生のパパ・ママでは76%に及んだ。次いで「駅やバス停が近い」46.8%、「静かな住環境」43.8%であった。
近年、その脅威が急速にクローズアップされてきたPM2.5。 何が恐ろしいのでしょ…
中小工務店の長期優良住宅やゼロ・エネルギー住宅などの建設を助成する「地域型住宅グリーン化事業」の説明会が5月8日、東京会場を皮切りに始まった。説明会は全国6会場で開かれるが、関係者によるとほとんどの会場がすでに定員に達しているとのことで関心の高さがうかがわれる。
同事業は、地域の住宅供給グループによる地域型のゼロ・エネルギー住宅や低炭素住宅、長期優良住宅などの供給に対し補助を行うもの。昨年度まで行われていた「地域型住宅ブランド化事業」の仕組みをベースに対象などが拡充された。例えば、ゼロ・エネルギー住宅の場合、1戸あたり最大185万円の補助が受けられる。
新建ハウジングでは、会社のブランディングを進める上で必要な自社の強み(USP:図参照)を抽出する際の基本的な手法を学び、USPを抽出するワークショップ形式の講座を開催いたします。講師は新建ハウジングで「ブランディング実践講座」を連載していただいた河井良治さん。自社独自の強みの抽出手法の基本をワークショップを通して体験的に習得することを目指します。
内容:講義1.5時間+ワークショップ2時間
講義の内容は、河井氏の連載をベースに、具体的な事例を交えながらわかりやすく説明していただきます。ワークショップでは河井氏の指導のもと自社の強みの抽出を目指します。
講師紹介
河井 良治 Kawai Ryoji
「株式会社クリエイティブ・ユニティ」コミュニケーションデザイン部門マネージャー
コピーライターからクリエイティブディレクターを経て、プランナー・プロデューサーとして、ブランディング・プロモーションなど各種ジャンルの戦略プランニングや設計のためのメソッド開発を中心に活動。本連載もオリジナル・パッケージ・メソッド『Re:Brandest』をベースに寄稿。現在、住宅メーカー・車輌関連サービス業・学校法人・商店街など個別のブランドPR案件も推進。30数年の企画の現場で携わったプレゼンテーションは650件超。心理学の領域での経験や知見を活かした実践型セミナーや学校での講演・講座等も担当。
http://www.creativeunity.jp
日時:6月11日(木) 13時30分~17時
会場:新建新聞社 東京事務所(東京都千代田区紀尾井町3-27 剛堂会館ビル5階)
対象:中堅規模工務店のマネジメント層・実務担当責任者
営業・販売・販促などユーザーへのセールス活動に直接かかわり、自社の商品・サービスやプロモーションに対する具体的な理解と判断機能を持つ人
定員:8社限定(1社2人まで)
費用:1社あたり2万円(新建ハウジング定期購読者は1万円)+税
問い合わせ:電話03・3556・5525
ミサワホームは10月1日をメドに、首都圏エリアのディーラー4社(ミサワホーム東京、ミサワホーム西関東、ミサワホーム東関東、ミサワホーム多摩)を吸収合併する方針だ。直販化することで販売体制、施工体制の強化と業務効率化を図る。
ミサワホームはその他エリアでもディーラー制を敷いているが、今後は名古屋、近畿エリアでの直販化も検討していく。
オリックス・リビングは5月7日、シンガポールで開催された「第3回アジア太平洋地域高齢者ケア・イノベーション・アワード」の「Best Technology for Operational Efficiency」部門で、居室見守りシステム事例が最優秀賞を受賞したと発表した。
居室見守りシステム「ネオスケア」は、入居者の離床などの動作をセンサーで自動感知。即座にタブレット端末に画像が転送されることで、転倒や転落事故を防ぐシステム。NKワークスと共同開発した。介護現場で課題となっていた見守りシステムの誤検知を減らし、利用者のプライバシー保護に考慮した仕組みで、運営する有料老人ホームに導入している。