国土交通省はこのほど、「住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業」を開始した。空き家などを活用し、高齢者や障害者、子育て世帯向けの賃貸住宅を供給する取り組みを支援する。床面積が原則25m平方メートル以上の住宅で、一定の所得以下の高齢者、障害者、子育て世帯が入居することが要件。バリアフリー化や耐震改修、賃貸住宅へ用途変更する工事の費用について、補助率3分の1、戸当たり50万円を上限に補助する。他用途から賃貸に変更する際の上限額は戸当たり100万円。事業の完了後は10年以上管理し入居状況を報告すること、対象住戸の情報を登録することも要件となる。
アットホームの調査によると、6月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万9804件で、前年同月比5.3%増加し、4カ月ぶりの増加となった。取引割合の高い単身者向け物件がマンション、アパート共に増加した。東京23区ではカップル向き物件の好調も目立った
平均賃料は、マンションは新築、中古共に下落。アパートはどちらも3カ月連続で上昇した。
国立研究開発法人建築研究所は7月30日、長期優良住宅化リフォーム推進事業の提案型の評価結果を公表した。10者の提案を採択すべき提案として評価した。65者から117件の応募があった。
総評によると、1つの応募で複数の性能項目に関する提案を行っているものが多く、結果として全体に浅い提案が多かったという。個別の項目について技術の独自性や具体性が明確に示されているものが、採択すべきと評価された。例えば、インスペクションからリフォーム、維持管理までワンストップで対応する提案や、構造躯体の劣化対策の評価基準達成のため、外壁通気構造化に関する独自の技術を適用する提案など。
採択すべきと評価された提案は、以下の通り。詳細は建研のホームページに掲載。
北海道R住宅システム・長期優良住宅化リフォーム・H27プロジェクト
光第2ビルリファイニング工事
NatureFeelingリフォーム事業
京ぐらしリノベーション
断熱診断改修システム
エッグ住まいるリノベーションプロジェクト
住宅医・Jリノベーション
中古住宅の流通活性化「近鉄ワンストップサービス」
平成27年度住友林業のリフォーム1
浜松SMT2015リフォームによる地域活性化プロジェクト
ウッドワン(広島県廿日市市)は8月3日、1.2ミリの厚単板を表面材に使うことで木の質感を表現したフローリング「コンビットワンダー」を発売する。
表面材はブラックチェリー、ウォールナット、ハードメープル、オークの4樹種。環境性と耐久性を両立する独自のナチュラルオイルフィニッシュで仕上げた。
1818x303x12ミリ。4万9000円/束〜。
国土交通省は7月30日、今年1月1日現在の建築物ストック統計(暫定値)を公表した。それによると、全建築物ストックの延べ床面積は約73億6567万㎡だった。住宅ストックは前年比約0.6%増の約55億2973万㎡で、全ストックの約75.1%を占めた。非住宅ストックは約18億3594万 ㎡(約0.3%増)だった。
住宅ストックのうち、木造建築物の延べ床面積は37億3508万㎡で約67.5%を占めた。内訳は、一戸建・長屋が36億1611万㎡、共同住宅が1億1300万㎡、その他が597万㎡だった。
また、住宅ストックのうち、非木造建築物の延べ床面積は17億9465万㎡。内訳は、一戸建・長屋が3億2842万㎡、共同住宅が14億5840万㎡、その他が784万㎡だった。
オーダーメイドガラス専門のエイブル(東京都練馬区)は9月1日、ガラススクリーンドア「allglass(オールグラス)」を発売する。
スペインのTodocristal(トドクリスタル)社製。ベアリングや車輪をいっさい使わないシンプルな構造で、サイドフレームがないため眺望・雰囲気をじゃませずに好みのサイズ・形で空間を仕切ることができる。水密性にすぐれ、曲線にも対応する。
テラス、ポーチ、パティオ、パーティションなどに。世界50カ国のリゾート地やオフィスで採用されているという。
パナソニック(大阪府門真市)が7月29日に発表した2015年度第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が前年同期並みの1兆8578億円、営業利益が7%減の766億円だった。そのうち、住宅分野を担うエコソリューションズ社の売上高は4%減の3702億円、営業利益は43%減の92億円だった。
エコソリューションズ社の減収要因としては、前年同期に大雪により納入できなかった受注残や消費税増税前の駆け込み需要の受注残があったほか、当期の国内住宅市場の回復遅れやソーラーの市況悪化の影響によってハウジングシステム事業やエナジーシステム事業が減収となったことを上げた。営業利益は、価格下落や為替の影響により減益となった。
【東京支社】絹の道と言えばほとんどの人が中国のシルクロードだと思うことだろう。日本にも「絹の道」と言われるルートが存在していたのはあまり知られていない。資料を見ると…
ガイドラインを策定し地方創生のエンジンに 国土交通省は地方の不動産ストック市…
ユアハウス(神奈川県横浜市)は、地上にいながら屋根や外壁などの点検作業が安全に行える「高所点検カメラ ルーフビュー」を販売している。
地上から最大10mの高さまで撮影が可能なポールカメラシステムで、ポール先端にあるカメラの映像を手元のモニターで見ながら、遠隔操作により角度調整やズーム、シャッターが可能。
足場やハシゴを使わずに屋根、外壁、橋梁などの高所を1人で撮影できるため、狭小地や夏場の定期点検も気軽に行うことができる。