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04 6月 2011

希望

希望を持ち続けてほしいのです。

 

 

先日、大船渡市長からお手紙をいただきました。

 

震災後、テレビでたくさんの避難生活をおくられている方々を、毎日たくさん見ていました。

まだ雪の降る現地で冷たい床に身を置く姿に心が痛み、岩手の取引先の方に、卸していた商品を体育館を避難所としているところへ寄付して欲しいとお願いしました。

 

その取引先の方も商品を提供してくださり、お店のお客様の御縁で、絨毯を何枚か大船渡市へ届けることが出来ました。

 

数日後に、大船渡市長のお名前でお礼のお手紙が届き、スタッフ共々感動しました。

物資を提供した方々へ、いつもこうしてお手紙を出していらっしゃるのかと思うと、とても恐縮してしまいます。

復興に向けてご自分達の作業を最優先していただきたいし、そうするべき時に、私たちに気遣いなどしてくださらなくてもいいのに、という気持ちになります。

切手代や紙のことを考えただけでも、胸がいっぱいになってしまいました。

 

津波の被害に遭われ、未だライフラインが滞っている地域もたくさんあると聞いています。

そんな最中にいただいたお気持ちに、更に答えたくセール期間中の売上から2%分を義捐金にさせていただこうかと考えています。

最近あちこちのイベントに参加していたのですが、その売上金の一部も寄付しようと思います。

いまこのお店で出来ること、一つづつ実行しているところです。

 

それなのに・・・!

 

最近の私がガッカリしていること。

なんですか?日本の政治家たちは?!

いま政争している場合なのでしょうか?!

まだまだ復興も進んでいるとは言えないこの状況下で、原発の問題が更に広がりを見せつつある中で、こんな危機的状況の中で自分の政党を守ることの方が大事ですか?!

 

世界中がいまの日本に注目しています。

世界中が日本のためにたくさんの協力をしてくれています。

もう少し、国民のために一日も早い復興を目指すために、一枚岩になる努力が出来ないでしょうか?

日本人ではない私から見ると、不思議でなりません。

こんな時に総理大臣がまた変わったら、協力を惜しまずしてくれている世界中の人々がどう思うか、想像できないのでしょうか?

 

被害に遭われた方々が、日本の政治家に期待できないと、インタビューに答えていたのが印象的です。

 

政治家とは別に、私も私のお店もスタッフも、今後も変わらず何かしらの協力が出来るよう模索してゆきます。

 

どうぞ希望を捨てないでください。

私たちはずっと協力を続けてゆきます。

そして、私たちのような人々はたくさんいます。

希望はずっと持ち続けていただきたいのです。

その気持ちを支えるのが、私たちのできることです。