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19 11月 2015

ウッドデザイン賞2015、受賞作397点が決定

 ウッドデザイン賞運営事務局は11月19日、「木」に関するあらゆるモノ・コトを対象に、暮らしを豊かにする、人を健やかにする、社会を豊かにするという3つの視点から、デザイン性が優れた製品・取組等を表彰する「ウッドデザイン賞2015(新・木づかい顕彰)」の受賞作品397点を選出して発表した。応募総数822点の中から、第一次審査、第二次審査を経て、受賞作品が決まった。
 審査委員長を務める赤池学氏は「地域の工務店やメーカーが、国産材商品を単にプロダクトアウトするだけでなく、木材活用を促す六次産業のネットワークをエリア内に構築する先進的な事例も数多く見受けられた。成功している地域や事業者の特色は、域外の大手企業やクリエイターと協働し、地場にはないノウハウのキャッチアップに力を注いでいること」などと総評を述べた。
 今後、ウッドデザイン賞を受賞した397点の中から最終審査を行い、最優秀賞(農林水産大臣賞)1点、優秀賞(林野庁長官賞)数点、奨励賞(審査委員長賞)数点を選出。12月10日に東京ビッグサイトで発表・表彰式、受賞作品の展示、シンポジウム・交流会を開催する。受賞作品については、年明けに発行予定の「コンセプトブック」に掲載し、ウェブサイトでも公開予定。その他、全国巡回展での展示も予定する。