11 5月 2015
JAPANTEXでは展示と襖・障子、和紙張りを実演。購入希望などさまざまな反響がありました。東京表具経師内装文化協会
東京ビッグサイトで開催したインテリアの展示会”JAPANTEX2014”に出展の東京表具経師内装文化協会は古来より日本の住宅になくてはならなかった襖や障子、掛軸。この伝統ある表具の技が時を経て今、見直され、よみがえる伝統の表装技術を紹介しました。定番のしつらえでは物足りない方々に現代建築にも溶け込む襖・障子、和紙張りを提案し実演しました。
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東京表具経師内装文化協会JAPANTEX2014事例報告
【出展した際の目的を教えてください】
50年近い実績のある表具・襖・内装の技術(職人)集団である「東京表具経師内装文化協会」の認知度の向上と、内装の原点でもある表具、襖といった伝統技術を今の居住空間にも活用できることをPRすることです。
【展示内容は?】
①東京表具経師内装文化協会会員の掛軸、額、屏風、襖の展示
②和紙を使用し、袋掛けという昔ながらの作業と市松模様の壁紙張りの実演と襖、障子張りの実演(今のニーズに合せたデザイ仕様)
【お客様の反応(参考になった、喜ばれたなどの声)をお聞かせください】
・作品展示は多くの来場者が興味を示し、制作者に質問をする場面等も見受けられました。
・展示作品の購入希望のお声もありました。
・実演時には多くの方が足を止め見学されていました。また熱心に質問をされる姿や名刺交換等も行われました。
【成果事例をお聞かせください】
・協会所属の事業所に工事依頼等の直接的な成果については不明だが、表具等伝統的な技術について多くの方に知っていただけた意義は大きかったです。
・後日、掛軸出品事業者に連絡があり、営業につながったケースもありました。
・実演を通して壁張り、襖制作の作業工程についても認識を新たにしてもらえたのではないかと思います。
・実演時の壁紙の提供など材料メーカーとのつながりが深まり、今後の営業提案の幅が広がるきっかけとなっています。
【今後の活動をお聞かせください】
・今後も高い技術を有する集団であること、認知度を高めるとともに、所属会員の工事依頼等に直接結びつくようなアピールも推進したいです。
また2020年東京オリンピックに向けた日本の伝統文化(工芸)推進の動きに連動し、表具経師の伝統を生活の中に取り入れられる活動をしていきたいです。