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18 8月 2014

ML大賞2014 【1】 グランドチャンピオン ノミネート 9作品

2005年(第1回)~2013(第9回)の歴代の大賞受賞作品がノミネート

nominate1 【I-HOUSE】 2005年 第1回大賞
設計/窪田勝文 窪田建築アトリエ

撮影/下村康典[158号p.038~041掲載]


大海原に突き出したように建つ「I-HOUSE」。らせん階段を上り2階に上がると、3面開口のLDKから、美しい海の景色が視界一面に広がる。「単に眺めがいい家にするのではなく、中に入って初めて心が解放される空間にしたいと考えました」と語るのは設計を手がけた窪田勝文さん。道路側を完全に閉じることで緩急をつけ、LDKで過ごすときにいっそう広がりを感じられる住まいになっている。


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nominate2 【HORIZON HOUSE】 2006年 第2回大賞
設計/小川晋一 小川晋一都市建築設計事務所

撮影/熊谷忠宏[167号p.056~061掲載]


一直線に広がる水平線。このロケーションから建築家の小川晋一さんが目指したのは徹底的に存在感をなくした家。真っ白な建物は2階にLDK、その他の部屋を1階にまとめた。眺望を取り込む長さ24mの大開口には、ペアガラスの引き戸を特注。テレビなどの機器製品はすべて収納の扉内に収め「見せない」。緻密な計算によって生まれたミニマルな空間が、景色とシンクロするような一体感を生んでいる。

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nominate3 【house ao】 2007年 第3回大賞
設計/押尾章治 UA

撮影/目黒伸宜[170号p.030~037掲載]


周囲を木々に囲まれた自然豊かな立地に建つこの家は、住宅全体のボリュームに対して内部空間が小さい。テラスなどの外部と、居住スペースである内部が交互に入り組んだ構成。設計を手がけたのは押尾章治さん。内部は天井高を2.4mと低く抑えて横方向に視線のヌケを、外部は吹き抜けにして縦のヌケをつくった。緑を眺めるのではなく、共に暮らしているかのように自然を身近に感じられる家だ。


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nominate4 【ホワイト・モノリス】 2008年 第4回大賞
設計/榎本弘之 榎本弘之建築研究所

撮影/目黒伸宜[175号p.044~051掲載]


力強いRCの壁から、7m跳ね出した白い床板。榎本弘之さんが手がけたのは、大村湾に落ちる夕日を眺めるセカンドハウス。眺望を最大限に取り込むために考えられたのは宙に浮かぶリビング。3面開口のリビングには柱を設けず、サッシをなくすことで、まるで空中にいるような浮遊感のある空間に。床には光沢のある純白のタイルを使用。刻々と移り変わる空の様子を映し込み、外部との連続性を高めている。


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nominate5 【SHELL】 2009年 第5回大賞
設計/井手孝太郎 アールテクニック

撮影/藤塚光政[182号p.034~042掲載]


一年を通して湿度の高い軽井沢。「建物がその土地に朽ちるように同化するのではなく、いつまでもあり続けてほしい」と井手孝太郎さんが設計した、有機的な曲線を描く不思議なフォルムの別荘。耐久性の高いRC構造の建物は、地上1400㎜のレベルに床板を張り、床下に独自の空調システムを設置。湿気の問題を軽減し、冬でも快適に過ごせるよう工夫している。森に佇む現代彫刻のような別荘だ。


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nominate6 【豊前の家】 2010年 第6回大賞
設計/谷尻 誠+吉田 愛 サポーズデザインオフィス

撮影/矢野紀行[189号p.048~055掲載]


住み手のAさんが希望したのは「外が気にならない開放的な中庭のある家」。それに対する建築家・谷尻 誠さんの答えは、「家の中に路地をつくる」というユニークなものだった。廊下の幅を広げることで路地が生まれ、6つの部屋がそれぞれ独立した建物に姿を変える。ガラス屋根からは昼には光が降り注ぎ、夜は星空が眺められる…住む場所に必要な安心感と、自然の気持ちよさを両立させた家だ。


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nominate7 【ミンナノイエ】 2011年 第7回大賞
設計/間田 央+間田真矢 MAMM DESIGN

撮影/阿野太一[194号p.044~051掲載]


部屋の中心に植えられているのは、5mのシマトネリコ。建築家、間田 央さんと真矢さんの自邸は都内の旗竿地にある。20坪の限られたスペースから2人がイメージしたのは、ヨーロッパの路地先にある広場。寝室やキッチンなど生活の場を、木を挟んで南北に分けて配置。6mの天井にガラス窓、床材にレンガタイルを用いることで、外の気配を呼び込み、実際の広さ以上の開放感をもたらしている。


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nominate8 【M邸】 2012年 第8回大賞
設計/坂倉竹之助  坂倉アトリエ

撮影/石井哲夫(SS東京)[201号p.058~065掲載]


友人を招く機会が多い住み手は、ゲストが快適に過ごせることを優先した。設計を手がけたのは坂倉竹之助さん。どこにいても敷地の東側にある白樺の原生林を眺められるよう配置したL字型の平屋は、テラスのあるパブリックゾーンと、主寝室などのプライベートゾーンをブリッジでつないだ分棟型。大人数が異なる過ごし方をしても動線が交わらないように工夫した。軽井沢のもてなしの別荘である。


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nominate9 【SENSE】 2013年 第9回大賞
設計/今永和利 今永環境計画

撮影/傍島利浩[204号p.088~095掲載]


建築家の今永和利さんが手がけたのは、多忙な住み手がリラックスできる海外のリゾートホテルのような住まい。子供が遊ぶ15mのプールやブランコなど遊具を配した庭、水盤など150坪の敷地の中に複数の楽しめるシーンを設けた。居住スペースは空調管理が計算され、ガラス張りでも快適に過ごすことができる。都会とは思えない開放感を実現した、内部と外部が交差し一体となった住まいとなっている。

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