国土交通省は3月26日、14年度住宅市場動向調査の結果をまとめ、概要を発表した。これは、住み替えや建て替えをした人に訪問して調査票の記入を依頼し、回収する方法で調査したもの。総回収数は3208。
特徴的な結果が出たのは、「省エネ設備の整備率」と「世帯主の年齢」。住宅取得時に、二重サッシまたは複層ガラスの窓が整備されている割合は、注文住宅で78.6%と高い整備率だった。また、太陽光発電装置の整備状況は、同じく注文住宅で42.7%と前年度比4.5ポイント増で、整備率が上昇した。
住宅取得時における世帯主の平均年齢は、分譲マンションで43.3歳(同プラス1.7歳)となり、2年連続で上昇した。
物流不動産の所有・運営・開発を手掛けるプロロジスは4月から、早稲田大学大学院商学研究科の学生らを対象とした寄付講座「ロジスティクス・SCM」をスタートする。物流・ロジスティクス業界の人材育成を目的に2006年から開始し、今年で10年目となる。
物流関連企業のトップマネジメントやロジスティクスの学識者が講師を務める。講義内容は、「ロジスティクスの変遷や現状の課題」「サプライチェーンマネジメントの課題と解決への取り組み」「物流センターの機能と配送の効率化」など。
国土交通省は3月25日、14年12月の不動産価格指数(住宅)を発表した。
全国の住宅総合指数は10年平均を100として、12月は102.5(前年同月比1.2%増)だった。
住宅地は97.5(同3.0%増)、戸建て住宅は98.1(同2.0%減)、マンションは115.8(同4.0%増)で13年3月から22カ月連続のプラスとなった。
なお、今回発表から本格運用を開始し、これまであった、「更地・建物付き土地」というカテゴリーは更地と建物付き土地を分離することが可能となったため、更地を「住宅地」、建物付き土地を「戸建て住宅」とした。また、これまで08年平均を100としていたが、公的統計の指数は5の倍数の暦年を100とすることが一般的であるので、10年平均を100とした。
東京都の住宅総合指数は106.3(同4.9%増)、住宅地は104.6(同13.7%増)、戸建て住宅は97.3(同1.6%減)、マンションは114.7(同4.9%増)だった。
東日本大震災の被災地である東北地方の住宅総合指数は114.8(同2.3%増)、住宅地は103.3(同3.9%増)、戸建て住宅は111.7(同2.9%減)、マンションは174.8(同16.7%増)となった。
ハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)は4月1日、工務店向けの積算・原価管理システム「CMS(コスト・マネジメント・システム)」の提供を始める。
営業見積、営業原価、実行予算、発注、入金確認の一連の業務を邸別に入力することで、原価管理を効率的に実現するシステム。
これを利用することで、営業見積・実行予算・実際支払原価の各段階における原価数字のズレを瞬時に把握。原価管理項目は工種ごとに設定されており、「どの項目が」「どのタイミングで」「いくら」のズレが生じているかわかるため、すぐに利益創出のための対策を講じることができる。
また、プラットフォームで原価情報を一元管理することにより、同システムを利用する全国のユーザー間での情報共有が可能。エリア別のコスト状況の把握・分析を行うことで、1社ではできないコストダウンをネットワークで実現できるとする。
アイカ工業(愛知県清須市)は4月1日、外壁改修用の仕上塗り材「ジョリパットフレッシュ」に高耐候タイプの「ジョリパットフレッシュ∞(インフィニティ)」を追加する。
ジョリパット独自の砂壁状の風合いを生かした外壁リフォームが可能。紫外線による塗膜の劣化を抑え、従来品以上に色あせがしにくくなった。
このほか、定番の「ジョリパット」に新しいパターンとカラーバリエーションを加える。業界で唯一、ローラー施工による「石積み」パターン化に成功したという。
アイカ工業(愛知県清須市)は3月25日、昨年8〜11月末まで募集していた「AICA施工例コンテスト2014」(審査委員長:青木淳氏・青木淳建築設計事務所)の結果を発表した。
コンテストは、2014年11月までに同社製品を使って国内外で竣工した住宅、店舗、ビル、マンション、施設の新築・リフォーム・リノベーション事例を募集し、優秀な作品を表彰するもの。
最優秀賞には、佐々木勝敏建築設計事務所(愛知県豊田市)・佐々木勝敏氏の「栄町の光溜」が輝いた。
一般社団法人日本ログハウス協会は、ログハウスによる建築コンテストを行う。応募資格は協会会員の内外を問わず、ログハウスの企画や設計、建築・施工、部材供給をした個人または法人と施主とし、幅広く作品を募集する。応募締め切りは4月17日。今回から築10年以上のログハウスを対象にしたヴィンテージ部門が新設されている。
募集部門は、ヴィンテージ部門のほか、丸太組構法部門、小規模ログ部門、軸組構法等部門の4部門。
受賞者の発表と表彰は、2015年6月9日に開催される同協会の2015年度通常総会会場で行われる予定。詳細は同協会のホームページに掲載されている。
問い合わせは同協会(電話03-3588-8808)まで。
※当初公開時、記事のリンク先が一部間違っていました。お詫びし訂正します。
LIXIL(東京都千代田区)は、LIXIL浜松ショールームとLIXIL浜松エクステリアショールームを統合。浜松市東区和田町に総合ショールームとして「LIXILショールーム浜松」を4月4日にリニューアルオープンする。
展示面積は約740m2。キッチン、浴室、トイレ、タイル、インテリア建材、窓、玄関ドアのほか、ガーデンルーム・門扉などのエクステリア商品まで住宅1棟分の住設・建材を展示。
また、リフォーム提案の充実をはかるため、50代夫婦の今後の生活を想定して玄関からリビング、キッチン、外部空間まで、イメージしやすいリフォーム空間展示を行う。
来場目標は月1300組。
■LIXILショールーム浜松
住所:静岡県浜松市東区和田町660−6
TEL:053−411−1794(4月4日から)
営業時間:10:00〜17:00
休館日:水曜日、夏期休業日、年末年始
遊 建築設計社が運営する遊ベーシックデザインの会(東京都千代田区)は、工務店の早期契約を支援するツール「住まいの間取り集」から新たに3種類の「生活スタイル別 間取り集」を開発。予約販売をスタートした。
「住まいの間取り集」は、累計2万6000部発行の人気シリーズ。新作は、いま人気の(1)和室付4LDKタイプ、(2)対面キッチン&リビング階段タイプ、(3)玄関収納庫付タイプ——の3つの生活スタイルに特化。3種類を揃えることで、住まい手の希望に応じた間取り提案が可能になるとする。
収録プランは間崩れのない50点で、床面積は30〜35坪が中心。暮らし方の特徴をまとめたコンセプトページから始まり、外観を確認できるイメージパース、間取りプランで構成されている。
A4判横開き、全20または24ページ。各生活スタイル6万円/セット(20冊)。発送時期は(1)が4月末、(2)が5月末、(3)が6月末の予定。
問い合わせはTEL03−3230−1070まで。
【上海支局】3月18日から20日に上海市で開かれたアパレルテキスタイルと副資材の国際展示会「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス」へ取材に行ってきた。前回まで同様