ハウジング・トリビューンVol.491(2015年6号) – WEB BOOK SHOP
住宅市場の活性化へ新たな住宅取得支援策が目白押し
得する住宅2015
住宅市場の活性化へ新たな住宅取得支援策が目白押し
得する住宅2015
ハウジング・トリビューン・ウィークリーVol.233 ハウジング・トリビューン・…
公益財団法人不動産流通近代化センターは戸建て住宅の価格査定マニュアルの改訂を進めている。今後、システムや査定書、説明ツールなどを整備し、7月に改訂版を提供する予定。
基礎・躯体と内外装・設備を分けて部位別に評価し、性能にあわせて耐用年数を設定するとともに、維持管理の状態やインスペクション結果などを価格に反映できるようにする。
具体的には、基礎・躯体の減価方法を見直し、建物の劣化対策の状況に応じて5段階の耐用年数を設定する。通常30年のところ、長期優良住宅は100年、劣化対策等級2相当で50年とする。また建物検査や維持管理の有無で減価の速度を調整する。
内外装や設備については、リフォームが行われている場合は、その分経過年数を短縮して評価する。全面的に交換されている場合は、経過年数をゼロに近づける。最終的には、宅建業者の経験と市場の状況を加味して総合的に評価する。
マニュアルの改訂にあわせて、普及に向けた取り組みも実施する。システムが利用しやすいように画面や用語を平易にするとともに、ウェブでのサービス提供も開始する。1件ずつの査定でも利用しやすくなる。
UR都市機構は3月27日、都心高額賃貸住宅である品川シーサイドビュータワーの運営事業者募集を行い、競争入札により、大和リビングを代表者とする「品川シーサイドビュータワー賃貸住宅団地運営事業共同体」が落札者に決定し、運営協定を締結したと発表した。
これは、13年12月に閣議決定された「独立行政法人改革等に関する基本的な方針」で、東京都心部の高額賃貸住宅(約1万3000戸)については、サブリース契約により民間事業者に運営を委託し、将来的に賃貸住宅事業の過度な負担とならない限り売却するという方針を踏まえ、実施したもの。
今後は運営事業者がURから当物件の空き家住宅を借り受け、民間賃貸住宅として入居者を募集し、家賃等の収入を得る。物件全体の修繕・維持管理も実施していく。
15年度上半期にはアクティ目黒駅前とシティコート目黒を対象に運営事業者を募集する予定だ。
国土交通省は3月27日、管理業務主任者証の住所欄を削除するマンション管理適正化法施行規則を改正した。施行は4月1日。管理業務主任者は、マンションの区分所有者らに管理受託契約の内容などの重要事項を説明する際などに管理業務主任者証を提示しなければならないが、個人情報保護の必要性から、住所欄を削除したもの。
なお、現在、住所が記載されている管理業務主任者証は有効期間中引き続き有効だが、シールで住所を隠すこともできる旨、同省は通達を出す予定だ。
不動産投資サイト「楽待」を運営するファーストロジックは3月27日、ヤフーと提携した。ヤフーの金融情報サイト「Yahoo!ファイナンス」から「楽待」サイトに直接アクセスできるようにする。更に、4月下旬からは、ファーストロジックがウェブ上で提供している不動産投資に関する情報を、「Yahoo!ファイナンス」上でも配信する予定。
東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、2015年2月の中古マンション価格天気図(70平方メートル換算、売り希望価格)をまとめた。前月に引き続き、天気模様の改善した地域数が高水準を維持した。
価格の上昇基調を示す「晴れ」は12地域(前月は8地域)に大幅増。その分、「薄日」が14地域(同16地域)に減った。価格の下落基調を示す「雨」は2地域(同4地域)、「雨」から転換する形で「小雨」が8地域(同6地域)に増加。「曇り」は11地域(同13地域)だった。
天気模様が改善した地域は13(同14地域)で、前月と同様に高い水準。首都圏と中部圏が上昇基調を維持したほか東北、北陸、四国地方で強含みに転じる傾向がみられた。悪化した地域は5地域(同6地域)に減り、横ばいは29地域(同27地域)に微増した。
愛犬家住宅協会は4月15日、東京・新橋で同協会認定の資格「愛犬家住宅コーディネーター」の検定試験を実施する。
同資格は、ペットの中でも特に犬愛好家に対して住宅提案する際のコンサルティング能力向上を目的としたもので、建築・不動産関係者らに広がりを見せている。検定試験を受けるためには教材による通信講座の受講が必要で、受講も含めると同資格は約3000人規模になる。講座では基礎講座のほか、「ドッグライフ編」「建築編」といった内容を学ぶ。同資格の詳細については運営会社・ワンオンワン、電話03(6268)8655まで。
なお、住宅新報社では、「愛犬家住宅~ビジネスチャンスは愛犬家へのライフスタイル提案から」と題するセミナーを開催する。
ペット、特に愛犬家による「一緒に暮らすための住宅がほしい」といったニーズは、年々高まりを見せている。そのようなニーズに応えられるための知識や営業手法を学ぶセミナー。「愛犬家住宅市場の特徴」「ペット可とペット共生の違い」「共生賃貸住宅・注文住宅の最新事例」「愛犬家を取り巻く不動産ビジネスの可能性」などが講義内容。講師はワンオンワン代表取締役の中嶋宏一氏が務める。
日時は4月21日(火)午後2時~3時30分。会場は中央大学駿河台記念館(東京都千代田区神田駿河台)。受講料は1万円(税込、住宅新報定期購読者・4月14日までの早期申込者は7000円)。詳しくは住宅新報社制作本部、電話03(6403)7809まで。またはホームページ(https://www2.jutaku-s.com/seminar/id/0000000212)を参照。
パナソニック エイジフリーライフテック(大阪府門真市)は、高齢者施設向けユニットバスの新製品として「アクアハートJシリーズ(自立支援型)セルフィーユ」4品番を発売した。
人間工学に基づく浴槽設計により自然な入浴動作が可能に。浴槽の深さを50センチにすることで浮力を活用、利用者・介助者双方の負担を軽減する。また移動介助に配慮して、出入り口を有効開口120.3センチの3枚引戸とした。段差は3ミリ。
229万円(2020[約1.2坪]サイズ)。
http://www.blind.co.jp/ir/