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第2回 なぜ女性・若者は言うことをきかないのか?

第2回 なぜ女性・若者は言うことをきかないのか?

 田原祐子
時代とともに、人の心は変わっていく…
 昔は、部下は上司の命令を何の疑いも持たずに聞き入れ、素直に「言われたことを、言われた通りに」動くものでした。
 上司に少々理不尽なことを言われても「はい!わかりました」と二つ返事で実行し、結果はどうあれ上司もきちんと責任を持ってマネジメントしていました。
 しかし、そんな時代は、‘今は昔’。上司が何か指示をしても、女性や若者たちはなかなかスンナリ動いてくれません。「なぜそんなことをするのでしょうか?」と上司に確認したり、中には自分自身が納得できないとテコでも動かない人もいます。
 また、あっさり「できません」「今、手一杯です」と断るケースもありますし、今では、恐ろしいことに「逆パワハラ」と言って「あなた(上司)がやればいいんじゃないですか?」と逆襲されることさえある始末です。
いらだつ上司、部下とのギャップに苦しむ
 昔は、部下が「できません」などと言おうものなら、上司からおそらく灰皿の一つでも飛んで来たでしょうから(今は、職場が禁煙で、灰皿さえもありませんが…)、今の時代の上司の心中は穏やかではありません。
 最初のうちはそんな部下(女性、若者)にギョッとし怒りが込み上げますが、そんな光景が日常茶飯事になってくると、そのうちあきらめモードになってくるのです。
 ただ、潜在的に今の上司たちは「自分たちが部下の時には、精一杯上司に気を使って来たのに、なんで自分らは我慢しなくてはならないのか?」という不満や疑問を抱き続けていますから、日頃は我慢していても、部下の態度が鼻持ちならなくなってくると、いきなりドカンと爆発してしまうこともあります。
マネジメントは、時代とともに「変えるべき」
 私はコンサルタントやアドバイザーとして組織の問題を根本的に解決しながら、そんな上司や経営者をなだめたり、サポートしたりしていますが、こうした【感情】の鬱積(うっせき)した部分は、「今は、それが当たり前なのですから、あまり、腹を立てたり、怒らないようにしてください」と伝えたところで解決が難しいものです。
 本来、時代とともに、マネジメントは変えるべきなのです。
 というのも『マネジメントの成果は、相手(部下)が動かなければ、上がらない』からです。いくら上司に力やノウハウがあっても、自分の部下が動かなければ、結果は出ないばかりか、部下との信頼関係すら築けないものです。
 そして、時代や環境とともにヘアスタイルや服装が変わっていくように、人々の価値観(ライフスタイル、家族観、仕事観)も変わって行きます。
 私は悩める上司や経営者の方々に「人口から考えてみてくださいね。これから、就業人口のボリュームゾーンは、あなたの目の前にいる部下の年代の人たちです。いずれは上司の年代の人たちの感覚が主流ではなくなり、彼らの価値観や彼らに合ったマネジメントが普通になり、邪魔者扱いされるようになるのですよ」と説明します。ある種、あきらめて上司や経営者が自分自身やマネジメントを変えていくしかないのです。
 どこの企業にもある、こうした状況をいかにうまく解決するかをこの連載でもお伝えしていきます。
 

田原祐子 Tahara Yuko
 
株式会社ベーシック 代表取締役
国際認定経営コンサルタント
 
世界46カ国が加盟する国際公認経営コンサルティング協議会の認定を持つコンサルタント(The Certified Management Consultant (CMC))。外資系人材派遣会社のセールストレーナー、経営コンサルタント会社の新規事業室長を経て、1998年に研修・コンサルティング業務を柱とする株式会社ベーシックを設立。独自の〝フレーム&ワーク〟メソッドによって、関係構築型で確実に実績を上げるコンサルティング、営業マン育成や同行訪問による現場での実践指導、時間短縮と業務効率化の両立を手掛け、これらを融合した人材育成の仕組みづくり、営業ノウハウの共有化、顧客データベース構築、マネジメントスキーム構築等の、経営指導を得意とする。特に住宅・リフォーム・不動産業界の現場に精通しており、地方の小さな企業から東証一部上場企業まで、営業戦略、事業継承、人材育成、新規事業立ち上げ、女性活躍推進等のコンサルティングやプロジェクトマネジメントでも、高い評価を得ている。オール電化の普及率を70倍にアップさせた「オール電化」の陰の仕掛け人でもある。著書には、「女性パワーで家は3倍売れる」(住宅新報社)、「女性客のハートをつかむ住宅営業必勝マニュアル」「住宅営業そのやり方を変えましょう」(実務教育出版)等13冊、業界誌への執筆多数。
株式会社ベーシック http://www.basic7.com/


4月のフラット35金利、2カ月連続で上昇

4月のフラット35金利、2カ月連続で上昇

 住宅金融支援機構(東京都文京区)は4月1日、民間金融機関が提供する「フラット35」の2015年4月の適用金利を公表。2カ月連続で金利が上がった。
 
 融資率9割以下、返済期間が21年以上35年以下の主力タイプの金利幅は1.54%(対前月比+0.07%)〜2.12%(同+0.03%)。最頻金利は1.54%(同+0.07%)で、2カ月連続の上昇となった。

 融資率9割以下、返済期間が20年以下の金利幅は1.31%(同+0.11%)〜1.89%(同+0.07%)。最頻金利は1.31%(同+0.11%)で、こちらも2カ月連続で上昇した。
 また、融資率9割超のタイプも2カ月連続で金利が上がった。返済期間21年以上35年以下は1.67%(同+0.07%)〜2.25%(同+0.03%)。20年以下は1.44%(同+0.11%)〜2.12%(同+0.07%)。


「LIXIL長期保証サービス」の対象を玄関・窓にも拡大

「LIXIL長期保証サービス」の対象を玄関・窓にも拡大

 LIXIL(東京都千代田区)は4月1日、「LIXIL長期保証サービス」の対象を水回り商品だけでなく、業界で初めて玄関ドア用電気錠、電動シャッター、電動型天窓にも拡大した。
 従来メーカーが1~2年としてきた無料保証を「5年または10年保証」に変更できる有料サービス。商品の購入日または引渡し日から1カ月以内に申し込むと、対象商品に不具合が発生した場合に、修理にかかるサービス(部品代+施工費:技術料+出張料)を何度でも無料で利用することができる。
 2014年8月のサービス開始時は水まわり商品が対象だったが、今回は業界で初めて玄関・窓の電装機能商品が対象に加わった。たとえば、電動シャッターが動かないというトラブルが起きた場合、モーターなどの部品交換には通常4〜6万円の修理費用がかかるが、長期保証サービスに申し込んでいれば無料で修理することが可能になる。
 また、「電動シャッターが途中で止まる」「玄関ドア用電気錠がリモコンで開閉できない」といった、保証対象外の点検調整作業(動作設定リセット、リモコン再設定)についても、加入後1年間・1回に限り無料で対応してくれるという。
 長期保証サービス料金は1回の修理費用とほぼ同額に設定した。


LIXILショールームで春のリフォームフェアを開催

LIXILショールームで春のリフォームフェアを開催

 LIXIL(東京都千代田区)は4月2日〜6月30日の期間中、96カ所のLIXILショールームにおいて対象リフォーム商品の見積もりを依頼したうえで購入した人を対象に、抽選で1000人にブランド肉やフルーツなどをプレゼントするキャンペーンを実施する。
 今回の「『リフォームを贈ろう。』LIXIL春のショールームフェア2015」では、省エネ住宅ポイント発行対象の節水型トイレ「サティス」や断熱内窓「インプラス」をはじめ、首から肩にかけて流れるお湯で「肩湯」を楽しめるシステムバスルーム 「スパージュ」、キズ・変色に強いセラミック素材のワークトップを採用したキッチン「リシェルSI」など全24種の商品が対象。
 特設サイトはコチラから。


国交省、「免震材料に関する第三者委員会」を設置

国交省、「免震材料に関する第三者委員会」を設置

 東洋ゴム工業の免震ゴムの不正をうけ、国土交通省は「免震材料に関する第三者委員会」を3月31日付で設置したと発表した。委員長は深尾精一・首都大学東京名誉教授。今回、不正が明らかになった免震材料の安全性の検証や原因の究明、再発防止策などを検討する。4月3日に第1回会合を開催する。
 東洋ゴム工業による不正の件では、同社が国交省に対して「55棟すべての建築物について、震度6強から震度7程度の地震に対して倒壊するおそれはない」と3月30日付で報告済み。同省でも、報告内容について第三者機関による評価を行い、内容を確認している。


野村不H、シニア向けビジネス進出で「野村不ウェルネス」設立

野村不H、シニア向けビジネス進出で「野村不ウェルネス」設立

 野村不動産ホールディングスは4月1日、シニア向け住宅の開発企画・運営を行う子会社「野村不動産ウェルネス」を設立した。少子高齢化、単身高齢者の増加など社会環境の変化に対応し、シニア世代の様々なニーズに応えるため。同社の代表取締役にはホールディングス代表取締役の関敏昭氏が就任する。
 グループ全体の連携を高め、多世代が暮らしやすい街づくりを行い、10年でシニア向け住宅40棟・5000戸の供給を目指す。また、介護事業についても他企業との連携など模索しながら、様々なサービス適用を視野に入れていく。


大和地所レジデンスに社名変更 日本綜合地所

大和地所レジデンスに社名変更 日本綜合地所

 日本綜合地所(東京都港区)は4月1日、社名を大和地所レジデンスに変更した。

 新コーポレートメッセージを「人生の景色を美しく。」に設定。ユーロスタイルのデザインは今後も承継する。

 同社は、10年に大和地所グループの一員として新たにスタートしている。

 社名変更にあたり、パリ旅行などの景品が当たるキャンペーンを実施している。詳細は同社サイト参照。(http://www.daiwa-r.co.jp/campaign/)


リノベる 首都圏に新ショールーム2カ所オープン

リノベる 首都圏に新ショールーム2カ所オープン

 中古マンションとリノベーションのワンストップサービスを提供するリノベる(東京都渋谷区)はこのほど、神奈川県横浜市と埼玉県川口市の2カ所にショールームを同時オープンさせた。
 横浜市のショールームは、住宅展示場「ハウスクエア横浜」内の「住まいの情報館」2階。住所は横浜市都筑区中川1の4の1。川口市のショールームは、JR京浜東北線川口駅から徒歩6分の、マンションの店舗スペースに開設した。住所は川口市本町3の2の7デュアルコート川口ウエストビュー204。


近代化C、戸建て価格査定マニュアル改訂 リフォーム向上を評価に反映

近代化C、戸建て価格査定マニュアル改訂 リフォーム向上を評価に反映

 不動産流通近代化センター(伊藤博理事長)は4月1日、戸建て住宅価格査定マニュアルを改訂し、7月末に発刊する予定であると発表した。
 今回の改訂では、国の「中古戸建住宅に係る建物評価の改善に向けた指針」による中古戸建て住宅が築後20年で市場価値ゼロとなるような取引市場慣行を改善するための考え方やこのほど報告書をまとめた中古住宅市場活性化ラウンドテーブルでの意見などを反映したもの。建物の基礎・躯体のランクを最上位から標準的なものまで5段階にランク。それぞれについて差別化するなど適正な査定評価がなされる仕組みとした。また、建具、内装、水周り設備についてリフォームを行った場合、住宅全体の使用価値が回復・向上するとして、査定に反映できるようにするなど様々な改訂を行った。
 また、現在CD-ROM版で供給しているが、今回からWEB版査定システムとし、データをクラウド化することで現場で査定できるなど、査定者の大幅な利便性向上を目指すとしている。



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