国交省、「住生活基本計画」の見直しに着手 – オンライン記事
今年10月にも改正案を策定少子高齢化や空き家対策などが論点に 国土交通省は「住…
今年10月にも改正案を策定少子高齢化や空き家対策などが論点に 国土交通省は「住…
住宅不動産業界のコンサルティングを手がけるリブ・コンサルティング(東京都千代田区)は6月1日、住宅購入検討者1000名および住宅事業者50社へのアンケート調査結果と2015年の業界見通しを100ページにわたって分析した「住宅経営ハンドブック2015」を発行し、一般販売する。定価は3万円(税込)。
掲載内容は、第1〜3部で市場環境編、事業活動編、顧客の志向性編の3つの視点からデータを分析。その結果、「口コミは重要な情報源」、「住宅購入検討者の情報収集方法は紙からWEBへ」、「事業者の集客ルートは『会社・物件を指名買いする客層』を取り込む施策が上位に」といった傾向が明らかになっている。第4部は「直面する課題にどう向き合うか」として、革新する住宅業界に言及した。
住宅購入検討者に対するアンケートは今年2月17日〜19日にインターネットで実施。2年以内に住宅購入(建て替え含む)を検討している20〜60代を対象とした。住宅・不動産事業者の調査は今年1月15日〜2月16日に実施。調査票による記入式で、住宅・不動産事業を展開する企業の経営者を対象とした。
ホーメストネットワーク(東京都墨田区・森田靖英代表)は、会員向けに太陽光発電やHEMS、エコキュート、遮熱・断熱などを標準装備する長期優良住宅・低炭素住宅認定の商品「INA(い~な)」(仮)を発売する。
ダブル減震システムとし地震・液状化保証、制震ダンパー「ブレースリー」を採用。35坪で原価1600万円程度を予定する。
二色洋昭取締役は、「今後の受注強化のためにはソフトとハードの両輪が必要になる。施主さんだけでなく『売ってよかった』と思える商品になる」とした。
全国木材組合連合会(東京都千代田区)はこのほど、林野庁が推進する「平成27年度新たな木材需要創出総合プロジェクト事業のうち木づかい協力業者による木材利用の促進事業」の事業実施団体の公募を開始した。
同事業は、住宅分野等における木材需要拡大を図るため、川下から川上の関係者で構成する「木づかい協力業者グループ」が実施する地域材の利用拡大に向けた創意工夫あふれるモデル的な取組を支援するもの。事業実施期間は、交付決定日から2016年2月29日まで。
事業の例としては、創意工夫溢れる実施形態によるイベント・相談会を通じた住宅等への地域材利用拡大、地域材の特性や利用に精通した人材育成、関係者の相互理解の深化による地域材のPR、耐震性、耐久性、可変性等に優れた新たな地域材利用住宅・製品の開発・試作などが挙げられている。
助成金額は、原則1件当たり500万円。補助率は、助成金の額の範囲内で事業の実施に必要となる経費の定額を助成する。採択件数は20者程度を予定。外部の有識者を交えた選定審査委員会による審査を経て交付先が決定する。
同事業の申請には、「木づかい協力事業者による木材利用の促進事業課題提案書」(10部提出)、「提出者の概要(団体概要等)がわかる資料」の2点を全国木材組合連合会(担当者=森田)まで提出する必要がある。
提案書類の提出期限は6月16日17時必着。詳細はこちらからダウンロード。
アキュラホーム(東京都新宿区)は5月27日、2014年度(2015年2月期)の業績を発表。売上高は前期比11.9%減の349億4300万円だった。
住宅建築事業部門では、7年ぶりにベース商品を見直し付加価値の高い商品開発に移行。上半期は消費増税の反動減による苦戦を強いられたという。注文棟数は1459棟、引渡棟数は1386棟で、売上高は341億9700万円だった。
「ジャーブネット」の運営を行う工務店支援事業部門では、「永代ビルダー塾」を拡充。2014年8月には年100棟完工、営業利益1億円をめざす「新生ビルダー塾」を創設した。売上高は7億4500万円。
2015年度は高価格帯住宅「AQレジデンス」、リフォーム、リノベーション、まちづくり、地域活性化の新規事業などに取り組み、完工棟数1858棟(前期比34%増)、売上高466億円(同33.5%増)を見込む。
リノベる(東京都渋谷区・山下智弘代表)はこのほど、リフォーム・リノベーション後のメンテナンスを専門に請け負う子会社「ファイブスターファクトリー」を設立した。
リノベるが90%、同社の施工の請負先の1つである工務店トラスト(横浜市・塚越岳人代表)が10%の共同出資。今回設立されたファイブスターファクトリーについては塚越さんが代表を務める。
将来的には他のリフォーム・リノベーション会社のメンテナンス施工も手掛ける方針だ。
山の木一級建築士事務所(埼玉県坂戸市)は、“比企(ひき)、入間(いるま)地域に適した家”として建築した埼玉県東松山市の展示住宅「ひきいるハウス」を「ゼロ電気住宅」として6月6日に初公開する。「『ゼロ電気住宅 お披露目会』オフグリット住宅の見学会」と題して、同日10時から省エネに関する講演・ワークショップを開催予定。
「ひきいるハウス」は、埼玉県が進める「埼玉エコタウンプロジェクト」のモデル住宅街区の中にあり、敷地内に設置した木製架台に乗る太陽光パネルにより発電した電気をバッテリーに蓄電し、その電気だけで暮らす「ゼロ電気住宅」。4年前の新築当初から通常の送電線より電気を家に引き込んでいたが、東日本大震災による原発事故の発生を契機に、節電、省エネを推進。本来の意味での「地域で電気を自給する暮らし」をめざして、オフグリッド工事の試行錯誤を繰り返し、今年4月にオフグリッド工事が完成してゼロ電気住宅となった。
同日の見学会のほか、「ひきいるハウス」では翌日7日にも埼玉県伝統工芸士の谷野裕子さんによる「手漉き和紙を暮らしに活かす」の実演、講演が予定されている。
自民党の中古住宅市場活性化小委員会はこのほど、中古住宅市場の活性化に向けた提言をまとめた。レインズ(指定流通機構)システム活用ルールの強化や建物評価ルールの抜本改善など8つの提言として示した。今後、政策などに反映させていく。
提言はそれぞれ早急に取り組むべき事項と中期的に実現すべき事項に分けて整理。情報化を整備して流通を市場の透明性を高め取引を活性化させるというのが大きな方針となっている。
提言1では、事業者が物件の情報を社内にとどめ市場に出さない「囲い込み」に言及。レインズの利用のあり方について抜本的な改善の必要性を指摘した。具体的には取引の状況を客観的に明示させるとともに、売り主が物件の登録状況を確認できるようにする仕組みを導入することを、早急に取り組むべき事項として盛り込んだ。こうした運用の見直しでも状況に改善が見られない場合は宅建業法を改正して罰則の強化なども検討するとしている。
また提言2ではインスペクションや瑕疵保険の加入を促進する取り組みを強化することの必要性を指摘。中古住宅の住宅性能表示制度の充実なども進めていく。
このほか、中古住宅向け長期優良住宅の認定制度の構築などにも触れた。
8つの提言は以下の通り。
提言1 「囲い込み」の解消に向けたレインズルールの抜本的改善
提言2 インスペクション等の活用促進による情報の非対称性解消に向けた新たな取引ルールの構築
提言3 長期優良住宅の普及、一般住宅のリフォーム履歴等の保存・活用
提言4 担保評価を含む「20年で一律価値ゼロ」とみなす市場慣行の抜本的改善
提言5 中古マンションの管理情報の開示
提言6 不動産総合データベースの構築
提言7 新たなビジネスモデルとその環境整備
提言8 増大する空き家の市場での流通・活用の促進
三協立山(富山県高岡市)三協アルミ社は6月1日、アルミフェンス「S.ボーダー」シリーズから、建築家の鈴野浩一氏+禿真哉氏(トラフ建築設計事務所)がデザインした「airblock(エアブロック)」を発売する。
同社は、2013年春から5組の建築家とともに新しい住空間を考えるプロジェクト「SACLAB(サクラボ)」を発足し、アルミ建材の開発を進めてきた。製品化第1弾として2014年6月に「S.ボーダー」シリーズから3デザインを発売。今回はプロジェクトの第2弾商品となる。
「airblock」は、ブロック塀のモチーフをアルミフレームで表現した立体格子デザイン。正面からは芋目地風、斜めからは馬目地風と、見る方向によって印象が変わる点がユニークだ。
奥行きがあるため植栽を絡ませたり、棚板を置いて小物を飾るといった使い方ができる。
シルバーとホワイトの2色。9万8000円(幅1200x高800)、12万3000円(幅1200x高1200)。