建築家ネットワークを運営するアーキテクツ・スタジオ・ジャパン(=ASJ、東京都港区)は、住宅積算システム「COSNAVI」を使って、間取りの希望と建築家が過去手がけた物件のデザインを選択するだけで瞬時に見積書を作成できる機能を開発した。今夏開催するイベントで体験版を公開する。
また、ASJが窓口となって推奨商材を直接購入することで、仕入れコストを削減する「ASJ推奨仕様(PACKAGE2015)」を予算別に設定。この仕様を選択すれば、施主の予算に応じた見積書を瞬時に作成することができる。
図面を作成してから見積もりをする、というこれまでの順番を逆転。あらかじめ提示した予算内で建設できる仕様を選んだうえで建築家にプラニングを依頼できるため、予算オーバーによる失注を防げるとする。
今夏開催するイベントで体験版を公開するという。
木造注文住宅を手がけるアキュラホーム(東京都新宿区)は今年5月、ベトナムの日本語学校の生徒を対象とした奨学金制度を創設した。同国のダナンにある「タン日本語学校」の小学生から大学生までの生徒を対象とする。初年度となる今年度は、書類審査を経て20名(10歳〜19歳の男女)に奨学金を支給した。
同社は多くのベトナム人に日本語を学ぶ機会を提供することで、日本に興味を持ち日本で働きたい意向を持つベトナム人学生を応援していく考え。これまで、海外から優秀な人財の受け入れを積極的に行なっており、昨年12月には外国人技能実習生としてベトナム人8名を採用。今年度は外国人の新卒新入社員の受け入れを行い、ベトナム国籍の新入社員6名が入社するなど、働く機会を提供している。
測量機器メーカーのライカ ジオシステムズ(東京都文京区)は、3次元座標情報を使って2点の距離測定や測定結果のDXF出力が可能なレーザー距離計「Leica DISTO S910」と無線LAN接続で使える無償ソフトを発表する。
新ソフト「Leica DISTO transfer5.02」は、CADシステム(AutoCAD/BricsCAD)に対応。エクセルへの3次元座標データ出力が可能になるほか、測定値をCADにリアルタイムで転送することができる。これにより、測定結果を3次元で確認しながら、同時に図面を完成させることが可能に。
日本銀行は6月19日に公表した金融市場調節方針の決定にあたり、「住宅投資も持ち直しつつある」との見解を示した。個人消費も底堅く推移しているとした。
中古マンションのリノベーションを手がけるリビタ(東京都渋谷区)は6月19日、一棟丸ごとリノベーションマンションとして元企業社宅を再生させた「リアージュつくば春日」内に、MUJI HOUSE(東京都豊島区)とともに考えたコンセプトルームの公開を開始した。「不動産」と「プロダクト」の垣根を越えたコラボレーションから生まれた新たな住まいの提案「MUJI INFILL 0 リアージュつくば春日」プロジェクトの一部を写真で紹介する。
「MUJI INFILL 0(ムジインフィルゼロ)」とは、無印良品が提案するリノベーションの原点。「完成品ではない、これからの生活に合わせて変え続けられる家」。「目に見えない構造やインフラなど必要なものは整え、内装はつくり込みすぎず、住まい手が編集する余白を残した住まい」。住まい手の未来は「自由に描けるキャンバス」ということ。
約100m2のワンルーム。想定は夫婦2人の生活。「その時々に必要なパーツやアイテムを少しずつ足していき、自分で家に手を加えることで共に成長していく」。そのうちに子供が増えたら、子供のためのスペースを作る。
バスルームとバルコニーがサンルームで繋がる。バスルームにはガラス窓がついていて、バルコニーから見える緑が楽しめる。
玄関には広々とした土間。子供ができたらベビーカーや三輪車もしまえるように。
玄関を入ると目の前にキッチンという大胆なレイアウト。キッチンにはMUJIグッズが勢ぞろい。
ちなみに、「リアージュつくば春日」の地下には共用のDIYルーム、スタディルーム、キッズルーム、ストレージもある。中庭には菜園もあり緑に囲まれている。住まい手が自分で作業することで、家に愛着を持ってもらうための工夫が各所に施されている。
一般社団法人日本木造住宅産業協会(東京都港区)は、10月10日の「木造住宅の日」にちなんだイベントとして、小学生を対象に「第18回木の家・こんな家に住みたい作文コンクール」を実施する。10月の住生活月間に合わせて、同協会で制定しているもの。
同コンクールは低学年の部と高学年の部があり、応募締切は9月4日。参加賞は「かわくと木になるエコねんど」。詳細はホームページで。
一般社団法人JBN(東京都中央区)は、2017年に予定されている消費税の再増税後の新築激減時代に、地域工務店の強みを生かして備えるためのシンポジウムを7月7日に開催する。
JBN政策調査委員会のキックオフを記念して開催するもので、「2017年問題どうする?? 想像できますか?? ~工務店の強みを生かして消費増税後の新築激減に備える~」と題して、「中古住宅ラウンドテーブルを受けた国のストック活用政策」や「既存住宅を活用し成果を挙げているビジネスモデル実例」をテーマにした講演、パネルディスカッションを行う。
申し込み期限は6月30日まで。先着順で定員になり次第締め切る。参加費用は2000円。詳細はホームページで。
日本木造住宅産業協会(矢野龍会長・住友林業代表取締役会長)は10月18日の「木造住宅の日」にちなんだ小学生対象の恒例イベント「木の家・こんな家に住みたい」作文コンクールを実施する。木造住宅の良さや環境保護の大切さについて小学生ほかの理解を深めるのが狙いで、今年18回目を迎える。昨年は、全都道府県の小学校に海外4カ国の応募も加わり、合計2万4079作品が寄せられた。
応募の締め切りは9月4日(当日消印有効)。原則、手書きの作品で未発表のものを学校を通じて受け付ける。
作品規定は次の通り。▽低学年の部(小学1~3年生)は原稿用紙100字以上1200字以内▽高学年の部(小学4~6年生)は同400字以上1200字以内。
審査を経て11の賞を決定し、10月下旬に協会ホームページと朝日小学生新聞紙上で発表すると共に、10月24日には都内で上位受賞者の表彰式を予定している。
三井不動産はこのほど、英国子会社を通じ大規模複合再開発事業「(仮称)ホワイトシティプレイス再開発計画」に参画した。現地企業との共同事業。
対象地はロンドン市ウエストエンドから西約6キロに位置する。三井不動産グループとして、英国の公共放送であるBBCから物件を取得し、ビルの新築と既存ビルの改修などを行う。敷地面積は約6.9万平方メートル、総延べ床面積は約20.9万平方メートルとなる予定。
野村不動産と三菱地所レジデンスが、東京都荒川区で計画中の「西日暮里駅前地区市街地再開発事業」に参画することがこのほど決まった。
同地区はJR山手・京浜東北線、東京メトロ千代田線、日暮里・舎人ライナーの3線に囲まれた交通結節点。施行検討区域は西日暮里駅に隣接する約2.3ヘクタール。2014年6月に再開発準備組合を設立しており、今後は2018年度に本組合を設立する予定だ。