住友林業は、住友林業筑波研究所内に防耐火試験用の多目的大型炉を設置した検証棟を新設する。耐火に関する技術開発を目的とした試験体の制作と加熱試験を行う。最大で幅2.5メートル・長さ4メートルの水平部材、幅3.5メートル・高さ3.5メートルの鉛直部材の試験体などに、実際の部材のように荷重をかけた状態での燃焼実験が可能になるという。
同棟の建設は、国土交通省の推進する「平成26年度木造建築技術先導事業」に採択されている2015年10月に完成する予定。
国土交通省土地鑑定委員会は不動産鑑定士試験について、来年の試験から問題を見直す。学生や不動産分野での職務経験のない人にも積極的に受験してもらうのが目的。
短答式では、不動産に関する行政法規で現在出題対象の一部を除外し、現在の不動産市場を取りまく状況などを踏まえた出題にする。また不動産鑑定評価基準についても、実務的知識がなければ解答が難しい問題を現在よりも削減する。
論文式では鑑定評価の一連の手順をすべて経て、鑑定評価書を完成させる形態を廃止し、出題内容の重点化を図るなどする。
このほか民法・経済学・会計学については、2017年から必要な見直しを行う予定。
LIXIL(東京都千代田区)は7月1日〜8月31日の期間中、夏の困りごとを解決するリフォーム商品を採用してリフォーム工事契約を行った施主を対象に、抽選で1600名に賞品が当たる「LIXILクールリフォームキャンペーン」を実施する。
応募期間は7月1日〜9月10日のFAX着分まで有効。対象商品は、風通し、日射・暑さ対策、節水・節湯、打水・緑化のための商品。当選者には10万円相当の旅行券をはじめ、50型液晶テレビ、ウォーターオーブンレンジなどの人気家電製品が用意されている。詳しくはこちら。
また、同社およびLIXILグループ傘下でホームセンター事業を展開するLIXILビバ(東京都千代田区)は、クールシェア事務局と環境省が連携して推進する「クールシェア」の取り組みに賛同し、全国のLIXILショールームのうち89カ所と、全国17カ所のスーパービバホーム内フードコートを「クールシェアスポット」として開放する。
LIXILショールームは7月2日~9月29日の10時〜17時、スーパービバホームは7月1日~8月31日の 10時〜21時までを開放期間とする。
ナック(東京都新宿区)の100%子会社のレオハウス(東京都新宿区)は、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス「大人気の家 ZEH CP仕様」を6月1日より全国で販売開始した。発売を記念して、先着200棟限定でモニターハウス特別価格に、同社による購入補助金130万円をプラスしたキャンペーンを実施する。
政府が2020年までにネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)を標準的な新築住宅とすることを目指している。同商品はハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー受賞商品を進化させた商品。これまで予算が問題で同商品に手の届かなかった人にも、2020年の省エネ基準を提案していく。
国土交通省が6月30日発表した5月の新設住宅着工戸数は、前年同月比で5.8%増の7万1720戸だった。分譲住宅が好調だった。季節調整後の年率換算値では前月比0.2%減の91.1万戸だった。
持家(注文住宅)は前年同月比では1.1%増で16カ月ぶりにプラスとなったが、季節調整後の年率換算値は27.8万戸で前月から4.8%減少した。年率27万戸台は2014年12月以来5カ月ぶり。
分譲住宅はマンションが前年同月比54.9%増の大幅増となり、全体の数字をけん引した。一方、分譲戸建てだけを見ると、前年同月比8.8%減の9148戸と低調なままだ。
東急不動産(東京都渋谷区)は7月1日、シニア向けワンストップ型生活サービスを提供する「ホームクレール事業」を立ち上げ、その第1号拠点として東京都世田谷区に「ホームクレール用賀」を同日オープンする。大手デベロッパーとしては初めての取り組み。同社が過去10年以上にわたり取り組んできたシニア向け住宅「グランクレール」をはじめ、グループとして蓄積した知見を組み合わせて展開する。
「ホームクレール」は、「自宅に住み続けたい」と考えるアクティブなシニアを対象とする会員制の有料サービス。拠点施設を訪れる会員に対して、日常の些細な心配事から相談できる窓口サービス「生活コンシェルジュ」をはじめ、食事、フィットネスクラス、カルチャークラスなど「楽しみ」を創出するサービス(「たのしみクレール」)、健康アドバイスサービス、お手伝いサポート、緊急対応サービス、急病入院時サポートなど「安心」に繋がるサービス(「あんしんクレール」)を提供する。
サービスプランは、「お気軽プラン」(980円/月額・税抜)、「安心プラン」(2980円/同)、「充実プラン」(5980円/同)の3つ。
第1号拠点として展開する「ホームクレール用賀」は、東急田園都市線用賀駅から徒歩1分の立地にあり、地上2階、地下1階の3フロアからなる。1階は会員以外の一般客も利用できるカフェエリア、2階はフィットネスフロア、地下1階はカルチャークラスなどを実施するイベントフロアとなっている。
今後の拠点展開は、第1号拠点での実証を経て、新設されるシニア住宅との併設を計画している。
LIXIL(東京都千代田区)は7月1日、地場工務店の技術・工法・IT化支援を行うボランタリーチェーン「TH友の会」の名称を「GoodLiving友の会」に変更。支援メニューの強化を図る。
TH友の会は1988年に発足。会員数は現在、約1万3500社にのぼる。
名称変更にともない、同社が運営するさまざまなVC・FC(SW会、LIXILリフォームネット、LIXILリフォームショップ、マドリエ、イエココ)の根幹と位置づけ、FC・VC共通の支援メニュー・サービスを一元的に提供する。
新しいメニューとして、30代子育て世代の共感を引き出す絵本仕立ての会社PRツール「絵本風コンセプトブック」、ムリのない住宅購入をすすめる資金計画提案用FPソフト「住マイルFP名人」、顧客管理・履歴管理・定期点検の通知を一元管理し生涯顧客化を支援するソフト「顧客プレミアム」を用意。
また、会報誌「THing」やメールマガジンでは、国の施策、社会情勢、他社の事例・取り組みなどを提供する。
リノベーションのワンストップサービスを提供するひかリノベ(東京都墨田区)は不動産キュレーションサイト「くらしクリップ」を開始した。
同サイトでは、不動産業界のニュース・住宅情報にとどまらず、リビング・インテリアから暮らしに役立つアイデアや画像共有ソーシャルメディアまで、幅広いジャンルの最新の情報をチェックすることが可能。開始にあたり、サイト名とドメイン名を一般から広く募集した。
国土交通省は6月30日、高齢者など住宅の確保が難しい世帯の住宅整備や普及・啓発活動を支援する「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」の公募を開始した。
公募する提案事業の部門は、先導性が高い提案事業の部門(一般部門)と、健康の維持・増進のための断熱改修を行う部門(特定部門)の2部門。
特定部門は住宅の改修工事を実施する事業者または住宅改修事業者を構成員として含む団体が医療や福祉関係者等と連携体制を整備することが条件。
提案申請書の提出期限は一般部門が8月3日まで、特定部門は未定で別途告知される。選定結果は一般部門は10月中旬めど、特定部門は適宜。スマートウェルネス住宅等推進事業室のホームページで要綱などが公開されている。
LIXIL住宅研究所と新建新聞社は7月24日、東京・丸の内トラストタワーにおいてコラボセミナー「消費増税後、縮小する市場で勝ち残るには?」を開催する。
内容は次の2本。
新建ハウジング・リノベーションジャーナル発行人で新建新聞社代表の三浦祐成による「これからの“住宅市場のチャンス”はここにある!~高性能住宅・ロングライフ・コミュニティの可能性~」。
東京工業大学ソリューション研究機構特任教授の金谷年展氏による「安倍政権の今後の施策で住宅マーケット・業界はどうなるのか?〜政権が推進する国土強靱化政策・エネルギー自由化の影響〜」。
13:30〜16:00。5000円/社(1社2人まで)。問い合わせはTEL03ー5626−8249。詳細・申し込みはコチラから。