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太陽光発電のエコスタイル、出力制御による損失を20年補償

太陽光発電のエコスタイル、出力制御による損失を20年補償

 太陽光発電投資会社のエコスタイル(東京都千代田区)は、同社で設置する太陽光発電設備ついて、出力制御によって発生した損失を補償するサービスを始める。
 東北電力、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力の360時間ルールまたは指定ルール適用地域に太陽光発電を設置する人を対象に、出力制御による損失分を連系日から20年間補償する。


第4回 時間の使い方で仕事の成果が変わる(最終回)

第4回 時間の使い方で仕事の成果が変わる(最終回)

 藤本修
テレビを見る時間を仕事に充てたら・・・
 テレビを見なくなってから、仕事の成果が飛躍的に出るようになった気がします。
 自分の能力が一足飛びに上がることはないので、単に仕事の時間が増えただけのこと。「仕事x量=成果」という単純な数式の結果です。
 暇の潰し方を含め、時間の使い方で人の成果は決まるのではないか、と私は思います。ただし多くの人は疑問に思われるでしょう。「テレビを見なくなった時間ぐらいでそんなに成果が変わるのか?」と。
 世の中には「仕事x量=成果」が成り立たない、つまり長時間労働と成果がイコールにならない人もたくさんいます。
 その違いをわかりやすく表すと、
 ・作業労働は足し算(10+10=20)
 ・知的労働はかけ算(10x10=100)
 と言えるのではないかと思います。
どのくらい労働時間を増やせば「稼げる」のか?
 身近な例として、大工さんがたくさんお金を稼ごうと思った場合、労働時間の延長でどれぐらい報酬が増えるのかを考えてみます。
 内装仕上げ工事の現場で1時間に張れる石膏ボードの枚数はその人の能力で決まりますが、労働時間を増やせば張れる量は増えます。労働時間を増やせば作業量も増やせるので、坪単価で受け取るのであれば、早く終わらせて次の現場に行って作業をすれば報酬が増えます。
 ただし、人が使える時間は1日24時間と限られており、1日に働ける最大時間は生活に必要な時間(8時間くらい)を除く16時間が限界でしょうか。普段8時間働く大工さんは、最大で2倍ほど作業時間と報酬を増やせることになります。
 とはいえ、現実にはこんな長時間労働をずっと続けるのは難しいうえ、次の仕事が隙間なくある保証もありません。
 残念ながら作業労働は、人の物理的な時間に制約される種類の仕事であるため、たかだかテレビを見ない時間を増やしたぐらいでは飛躍的に成果=報酬を増やすことはできないのです。
 「頑張って残業しているのに成果が出ない」という悩みがあるとしとしたら、それは仕事の主体が作業労働だからです。
マネジメントがすべてを決める
 「工務店の仕事はものづくりだ」ということに異論を唱える方は多分いないと思いますが、ものづくりの中の役割として「工務店の業務はほぼ100%がマネジメントだ」と言ったら、賛同いただける方はどれぐらいいるでしょうか?
 マネジメントは、いろんな側面を持つ言葉ですが、工務店の監督がやるべきマネジメントは「段取り、段取り、段取り、最適化」でしょう。
 目的は、現場の作業している人の手待ち手戻りを最小限にして、会社の利益を守り、お客様に満足いただけるモノを納期を守って完成させることです。
米国でのマネジメント体験
 ここで、マネジメントの重要性を意識づけられた体験を1つをご紹介します。
 かれこれ20年前。私が輸入住宅の会社にいた頃、シアトル郊外の工務店の事務所にお邪魔して、ほぼ1日アメリカ人の監督と行動をともにしたときのことです。
 彼は、朝6時には事務所に入り、すぐにその日1日の工程の確認を始めます。そして図面、発注書、工程表、団地の地図を大きな机の上に広げると、片っ端から電話をかけるのです。今日の現場の資材を何時何分に何邸のどこに降ろすのか、職人にはその資材での施工指示を出します。これが午前中の仕事。
 午後からは、現場を順番にまわって問題の把握、解決にあたります。いま思えば随分優秀な人だったのでしょうが、当時は「これがアメリカの監督の仕事か!」と驚いたものです。
 その後、自分でも生産製造管理の勉強をして、その監督がしていたことは、トヨタのジャストインタイムの生産方法に酷似していることに気がつきました。
 職人さんを遊ばせない。効率の向上につとめる。これらを徹底することで、施主には安くて良いモノを、職人さんには良い給料を、会社には良い利益を残すことができる。誰も損をしない。これがマネジメントの役割なのでしょう。
 その監督の話で印象的だったのは、「うちでは子供たちにはテレビをあまり見せない。あれはプアマンズレジャーだよ」という言葉。テレビを「タイムイーター」とも表現していました。
 監督はウィークデーは早朝から夜遅くまで働いていましが、土日はきっちり休み、夏には家族で1カヶ月以上バカンスを取ってアラスカにマス釣りに行くのだそう。
 すぐれたマネジメントができれば、こうした時間の使い方、生き方は、決して届かない異国の夢ではないような気がいまはしています。
 

 
藤本修 Osamu Fujimoto
 
アンビエントホーム代表
アンビエントホールディングス代表
ハウス・イン・ハウス代表
 
大手ハウスメーカーでの営業を経て、1998年に香川県高松市に工務店・アンビエントホーム設立、高気密・高断熱なデザイナーズ住宅に取り組む。2003年からは、そのノウハウを全国の工務店に提供する住宅FC・アンビエントホームネットワークを主宰。2007年に設立したCRMでは、顧客管理システム「リレーションマネージャー」、温熱・省エネ統合計算プログラム「エナジーズー」を販売。2013年には断熱リフォーム事業のハウス・イン・ハウスを立ち上げた。現在は工務店の指導・講演で全国を飛び回っている。
 


文字盤とストラップがデニム

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2015年 天神地区建築見学会

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福岡校第29期生 土曜日クラスの神谷(こうや)です。
今回のお題は6月20日(土)に行われた、天神地区に現存する近代建築の見学会についてです。
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